ひとりでも多くの子どもの未来を明るくするために!いま私が出来ること。
みなさん、こんにちは。 しなやかで笑顔あふれるにいがた女性を増やしたい! 新潟市議会議員の、小野照子です!
今回は私が特に力を入れて取り組んでいる母子福祉連合会での活動について書きたいと思います。
「ママの笑顔は魔法の笑顔」
どのような家庭環境であっても、親が笑っていれば家庭は明るくなり、子どもも笑顔になれます。特に母親は家庭の中の明るい太陽のような存在。
手前味噌ですが、私も新潟にお嫁に来てから慣れなくて大変なことも多々ありましたが、子どもの前ではいつも笑って過ごすよう意識して来ました。(o^―^o) もともと大阪「おかん」のDNAが残っていることもありますね。
未来ある新潟を目指すには子育て真っ最中のママを社会が支え、その子どもたちの笑顔を守らなければならない!
そんな思いもあり、2003年から2009年まで6年間、幼児教育の講師として働いており、内2年間は教室の室長も務めました。このお仕事には全力で取り組みました。朝7時半にお家を出て、夜は20時半頃帰宅。時には休日も出勤したりと、子どもたちが持つ潜在能力や脳の不思議な仕組みについてもっと知りたい!もっと子供のために何かをしてあげたい!と強く思うようになりました。
あまり知られていないのですが、幼児教育は実は、子どもより母親への指導が大変重要なのです。
「親が変わると子どもが変わる、親子関係が良くなる」と言われるように、親の子どもへの接し方次第で180度変わってしまいます。
当時私が子育て現役ママのとき、ちょうど我が子にも幼児教育教室で学んだあれこれを実践し、非常に楽しかった記憶が残っております。子どものイメージ力や記憶力が高まり、私はプラスの言葉掛けをすることで親子の関係が大変良くなりました。
今も周りから仲良し親子だね、という声をよくいただいております。
新潟市母子福祉連合会と出会ったきっかけ
そんな風にずっと自他問わず「親子関係」に人一倍興味をもち、焦点を当ててきた私ですが、コロナ禍で真に困っていらっしゃる親子の助けになりたいと思い、新潟市母子福祉連合会(以下、母子連)にお話を伺いに行きました。母子連とつながることが出来たのは、新潟フード・エール便でお世話になったフードバンクにいがた真木さんとのご縁でした。
フードバンクにいがたが定期的に母子連の食糧支援に協力し始めた時期、以前より「親子関係」について言及をしていたこともあり、真木さんから紹介していただいたのです。
母子連は「法律に基づいて」シングルマザー・ファザーの家庭の支援をする団体です。このコロナ禍での現状をアンケート調査から読み解いていただいた結果、以下のことが分かりました。
母子家庭の年間収入は全国平均129万円、父子家庭の450万円に比べると1/3以下だということです。これは正規雇用の方が少なく、仕事と家事や子育ての両立をギリギリパート採用で頑張っていらっしゃる方が多いからです。
少子高齢化、貧困の連鎖、晩婚化、発達障害など時代の変化により、多様な困難が生まれました。ひと言で「ひとり親」と言っても様々な生活スタイルで暮らされていて、支援にも多様性が求められています。
母子連ではコロナ禍以来、生活に困っていらっしゃるひとり親の方々に食料支援を開始されています。しかし支援を行う際の時間帯も不規則勤務の方々にとっては、平日夕方でも難しい場合が多く、主に土日に行っているということで、現場では苦労が絶えない状況でした。
また、8区からなる広い新潟市で拠点が一箇所ということも、支援を困難にしている一因です。多様な困りごとに行政では手が届きません。ひとりひとり丁寧に寄り添い継続して関わるには母子連の活動が欠かせないのです。
存在は知っていたものの恥ずかしながら詳細の活動までは知らなかった私は、「私も母子連の活動に参加して少しでも力になりたい!」と思いました。そこで、2021年4月、母子連主催の食品を必要とされる方に無料の配布を行う活動のお手伝いをさせていただきました。
支援物資の搬入、仕分け、陳列などの準備には相当な人の手が必要でした。事務局スタッフの皆さんは前々日から寄付品の搬入作業に汗をかき、月に一度とはいえ大変な労力だと感じました。
先着予約制でしたが、予約はすぐにいっぱいに。取りに来られたママさんたちは「母子連さんのおかげで少しらくができて助かっています!」「本当にいつもありがとうございます!」と、こぼれんばかりの笑顔。短時間ではあったものの一人一人に向き合い、さまざまな境遇に置かれているひとり親家庭がある現実を感じました。
この活動を通して、宅配による食糧支援の必要性を感じました。市内の母子・父子世帯は合わせて1万世帯ほどにも及びます。当時の母子連の会員は200名ほど、まずは行政に注目していただくためにも会員数を増やすことをご提案しました。
活動拠点拡大のきっかけを作りました!
もっと多くの方にご利用いただくために何をしたらいいだろうか、悶々と考えていた2021年5月、在宅介護サービスの(株)ツクイ女池店さんが、地元貢献として子ども食堂を始められるということを耳にし、すぐさま自転車で現場に駆け付けました。ひとり親への支援について営業のMさんと熱く語り合い、Mさんなら力になって下さるはずと、母子連とおつなぎさせていただきました。
そして、母子連の「活動拠点を拡大したい」と、ツクイの「社会貢献したい」が合致し、同年6月に『子どもしゃいん食堂』がオープン❗️そこで母子連の案内チラシを配布させていただきました。
https://www.syakyo-niigatacity.or.jp/wp-content/uploads/2019/06/d6a1c14fca90066fc41afa8738a3463c.pdf
これをきっかけに会員数は340名ほどに増えました✨
フードパントリーの活動拠点が拡大、社協さんから共催の声がけもあり、北区や東区でも年に1回行うようになりました。
2021年6月からスタートした「学習支援&子ども食堂」事業は、毎月第2・4日曜日の15時から17時まで総合福祉会館で開かれ、教員や大学生ボランティアが交替で教育指導しています。
対象の子どもたちは基本は母子連会員の中学生ですが、その兄弟姉妹も希望があれば受け入れて下さっています。興味がある方はぜひお問い合わせ下さいね!私も様子を見に足を運びました。
子どもたちはその日何を勉強したいか自分で学習の計画を立て、その日の終わりに振り返りシートへ記入、それを先生が確認。褒めコメントや花丸で次回へのモチベーションを上げていました。
見学当時は16名の登録があり、自閉症や不登校の子どもたちも続けて参加しているとのことでした。
ボランティアの方の中には、当事者だった経験から積極的に関わる大学生もいて、感心しました!安心安全な居場所になっていることを実感しました。
現在の登録者数は30名を超えています。
フードパントリーの回数をもっと増やしたい!
さて、フードパントリーのお話に戻りますが、私自身フードパントリーの可能性を強く感じていたので、フードパントリーの回数をもっと増やしたい!と思っていました。総合福祉会館まで遠くて来ることが困難な方、車が無い方、当日来れない方のために宅配を充実させたい!と、考えましたが資金不足で限界があるようです。事務局の人員も不足しており準備などに手がまわりにくくなっている状況。
活動が拡がることは望ましいことですが、その分人員を増やしたくても人件費が出せない、歯がゆい思いをしていました。
さらにコロナ禍に追い打ちをかけるように、ウクライナ問題の影響で物価が高騰、ひとり親家庭の生活は非常に厳しい状況に陥っています。
フードパントリーをもっと回数を増やし継続して行きたいけれど、自主事業で行うのには限界があり厳しい。しわ寄せが行くのはいつも子どもたち。子どもたちを守りたいその一心で、あらゆる補助金を活用して、何とか運営を続けていこうと頑張っていらっしゃる母子連の姿には頭が下がります。
新潟市が動きました!
そんなこんなで行き詰っていたある日、嬉しいお知らせが。市からの委託事業として、月に一度テイクアウト弁当を届けることが決まったのです。この委託事業については昨年度からずっと提言して来ました。市としても前向きに検討し続け、実現出来た事業です。私も本当に嬉しく心から感謝しております!
配達サポーターは届けるだけではなくメニューを考え食材を発注したりします。そこの人件費、車のガソリン代、保冷バック支給などを市が負担してくれることになったのです。
「ありがとうございます!」お電話の向こうでは感謝と感動で声を震わせる村山主任。
たとえひとり親になったとしても、新潟市では安心して子育てができるよと、全国に誇れるまちへ一歩近づいたのではないかと思います。
母子連にはまだ運営面での課題がありますが、こども家庭課は本庁内で委託出来る仕事を募集したりと、応援しようという姿勢を見せて下さっています。テイクアウト弁当宅配事業も、縦割りを超えた横連携で実現出来た事業です。
貧困を次の世代に引き継がない為に。
どんな境遇の子どもも未来に希望を抱き、笑顔で暮らせる社会を作る為に。
子どもど真ん中施策をこれからも打ち出していけるよう、保守系最大会派「翔政会」の市民厚生常任委員会政調部会長としても、全力で働いて参ります!
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