![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171194537/rectangle_large_type_2_53228dfdb8aa54b00229909f32bcf587.jpeg?width=1200)
親が見た大学受験 #13
このnoteには、うちの子(娘)の大学受験に際し、親としてどのようなことを考えていたか、どう対応したかなどを記録しておきたい。
滑り止めの私立大への入学金納付
以前のnote(#10、#11)に、国公立大の滑り止めとして受ける私立大学の出願先とそれらの合否結果について述べた。当方の子は、国公立大が第一志望であったため、合格をいただいた私立大学の内、もっとも行きたい大学・学部を滑り止めとして確保、つまり国公立大の合格発表前の指定される締切日までに入学金相当を納め、入学手続きの第一段階を済ませた。
当然、その後に発表される国公立大の合格が決まった場合には、滑り止めとした私立大学の入学金相当(学校により異なるが20~24万円程度)が無駄な出費となってしまう。同様に、国公立大学を志望しなくとも、私立大学を複数併願する場合にも同様のことは起こる。
当方の場合は、私立大学の合格発表と入学金相当の納入締切日をスケジュール表に落とし込み、無駄になるかもしれない入学金相当を支払う先が、複数校にならないように(1つになるように)計画した。しかし、出願後によく見直したところ、受験校の合格不合格の結果によっては、複数の学校に入学金相当を収めるはめになっていた可能性があった。
受験する私立大学・学部が2~3つ程度であれば、それほど難しくはない。志望順位がより低い大学・学部の入学手続き締切日が、それより志望順位が高い大学・学部の合格発表日より前にならないように受験大学・学部を組み合わせればよい。それ以上の数になると、受験校の組み合わせの難易度がけっこう高くなってくる。
ちょうど、私立大学の一般受験が始まる時期のためか、毎日新聞のニュース記事に、無駄払いになる入学金相当(入学金の二重払い)について書かれていた。
私立大学に支払った入学金相当は、入学を辞退した場合にも返還する必要がないと最高裁で判決がでているようである。私立大学側としても、そのお金が大学運営の重要な原資となるはずなので、一概に大学側を責められない難しい問題かと思う。
受験生と親御さんとしては、第一志望に合格できるよう全力をつくすことはもちろん、滑り止めや併願する大学・学部はできるだけ数を絞った方がよい。そのうえで、合格発表日と入学手続き締切日を時系列で書き出して、無駄になる費用を最低限(1つだけ)にするよう、入念な出願計画を行うことが重要だと思う。
(以上)