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構えずに。

吐いた息が白かった。
それはまるで水タバコのように広がって、空気の中に溶けていった。

どうでもいいけど、水タバコなんて吸ったことない。吸ってみたいけど。煙をぼはってやってみたいけど。

就活が終わってからの記憶がない。
記憶がないっていうのはうそだけど、比喩だけど。

でも、気づいたら11月がすぎていて、今年もだんだん終わりに近づいてきた。

最近は卒論が忙しくて。
忙しくて、っていうほど忙しかったわけではないけど、確実にわたしの精神をすり減らしてる一因ではある。

お昼くらいに学校へ向かう。
めんどくさい手続きを避けるため、守衛さんの前をさりげなく、しかし堂々と通り抜け、研究室へ歩く。

そこからはパソコンとにらめっこ。
エクセルの関数を使った分析ソフトと、ワード、パワーポイントを同時に開き、どうあがいてもいうことをきかない文系脳で無理やり分析を行う。

気づいたら19時をすぎていて、研究室から逃れるように出る。

最近のわたしにとっての曜日なんて、どのドラマがはいるか、くらいの意味しかない。

当たり前のように昼夜が逆転した。

大学卒業まであと4ヶ月ちょっと。

本当にこれでいいのか、わたしの大学生活。

なーんて思いつつ、今日もこんな時間。

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大学生活の間、友達と旅行したのは1回しかないけど、ひとりで飛行機に乗ったのは10回くらいあって、わたしはどうもひとりでお出かけする方が好きらしい。ほとんどライブだけど。

今一番の楽しみは、来月に行く横浜だ。

東京はもうたくさんいったけど、横浜は初めてだ。

わたしの住む北海道は、どこに行くにも飛行機が必要で、わたしは飛行機が嫌いじゃなくてよかったなって心底思う。

もう何十回も乗ってる飛行機でも、毎回どきどきするし、わくわくする。離陸のふわってなる瞬間がわたしは一番好きだ。

1泊〜2泊くらいなら、リュック一個で飛行機に乗れるようになった。代わりに女子力を捨てた気もするけど、いちいち荷物を待たなくていいし、そもそも雪が積もってるなか、キャリーを引っ張るのは、車輪が埋もれて転がらないし、そのまま雪ごと引っ張るようなものでとてもしんどい。

最近は東京をないがしろにしすぎてるから、来月はちゃんと行きたいお店とか、目星をつけて、有意義な時間にしたいなあ。


何が書きたいのかわからないこの文章は、いつも考えすぎて書けなくなっちゃうわたしが、もっとなんにも構えずに文章を書けるようになりたいなっていう願いを込めた雑文で。


窓の外を覗くと、街灯に照らされた白い影がひらひらと落ちていく。辺り一面積もった雪で、今年もいよいよ、終わりが近づいていることを、噛みしめるように実感した。



秋。


#大学生 #エッセイ #日記 #小説風エッセイ

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