季石で四季を感じる:小満
小満(しょうまん)は、二十四節気の第8番目で、5月21日ごろです。
小満の期間の七十二候は以下のとおりです。
初候:蚕起食桑(かいこ おこって くわを くらう)、蚕が桑を盛んに食べ始める。
次候:紅花栄(こうか さかう)、紅花が盛んに咲く。
末候:麦秋至(ばくしゅう いたる)、麦が熟し麦秋となる。
小満は、「『草木が成長して天地に満ち始めるころ』という意味です。秋にまいた麦などに穂がついて作物が順調に育っていることを確認して『今のところは順調だ、よかった』とほっとする、つまり『少し満足』したことから『 小満』となったともいわれています。」
この時期は、雨の日が続くことがあります。これは梅雨入り前の「走り梅雨」または「梅雨の走り」と呼ばれています。雨と晴れの日が断続的になることで、寒暖差があり体調を崩すこともあるので要注意ですね。
① 案内石での位置と記載は、添付の写真の通りです。
赤い線と丸で囲んでいるところです。
② 季石の置かれている場所です。
背面に立川拘置所、新緑が綺麗です。
③季石に描かれているデザインは、添付の写真になります。
中央の緑色と黒字の「Shouman」模様は、七十二候の初候「蚕が桑を盛んに食べ始める。」、桑の葉の中央に蚕が居るように見えます。左下側のピンク色の3つの模様は、次候「紅花が盛んに咲く。」紅花のようです。中央の茶色の模様は、末候「麦が熟し麦秋となる。」の実り熟した麦と思われます。また、季石には、二十四節気の「小満」「Shouman」が描かれています。石はデザインが彫られていないところは鏡面なので、季石の横に植えられた木々を映し出しています。