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現代版インド人の偉人たち (Part2)

前回の続きで、現在を生きるインド人の偉人をビジネス観点で整理して、
ご紹介していきたいと思います。

今回、最初にご紹介したいインド人の偉人は、若干37歳でツィッター(Twitter)のCEOに就任した若き天才パラグ・アグラワルとなります。
イーロン・マスクがツィッター買収撤回を表明し、色々と話題になっている会社です。
誰もが知っているツィッターのCEOがインド人に変わったのをご存知でしたか?

多くのインド人が世界を舞台に活躍しており、彼らを知る事で我々日本人が世界でどのように活躍できるかのヒントを得れるのではないかと考えています。是非、彼らの生き方を参考にしてみてください。

3)パラグ・アグラワル(Parag Agrawal)

育った環境
1984年インド・ラジャスターン州で生まれ父母、祖父母と同居生活。
父は原子力省の公務員、母は経済学教授で、小中高を原子力省管轄の一貫校Atomic Energy Central Schoolで学びました。
学生時代の華々しい功績としては、2001年にトルコで開催された国際物理オリンピックで優勝しています。
2005年にインド工科大学IITを卒業されています。IITでのエピソードとしては、世界最難関テストと言われるIIT入試試験で受験者数45万人中、77番目の成績で入学。超優秀と言わざるを得ないですね。

渡米後
2005年米国・スタンフォード大学へ留学。博士課程は長く、その間にも3社Microsoft社、Yahoo社、AT&T社でインターンをし実力をつけ、卒業と同時にTwitter社へ入社。


Twitter社での活躍
2011年Twitter社にエンジニアとして入社した後は広告プロダクト開発に携わりメキメキと頭角を顕し、わずか6年でChief Technology Officer(CTO)に昇進しました。主にパスワードセキュリティ問題など大規模課題の解決に関わったそうです。昨年末彼がCEOになったことで、Twitter社の分散化・暗号化に関する取り組み、異なるソーシャルメディア上でのコミュニケーションや、差別発言などSNS上の乱用に対する規制の効果を高めるプロジェクトが推進されると言われています。

CEOとしての課題はユーザー数を伸ばすこと
Twitterの月間アクティブユーザー数は2015年に3億人に到達して以来、ほぼ横ばいで推移。国別では、アメリカが最多で7300万人、日本が5555万人、インド2210万人。(下記表参照)
2021年ユーザー数の伸び率が昨年最も高かった市場はインドで、アジア太平洋地域新規ユーザーの約45%を占めました。
インドのソーシャルメディア利用者は、約5億人。インドにおけるフェイスブックの利用者数は3億4920万人で、米国の1億9390万人を抜いて世界トップなのでTwitter社がインド市場をターゲットにするポテンシャルがあります。

私生活
同じくインド出身のヴィニータ/Vineeta Agarwala氏と結婚され、息子さんがいるそうです。
妻ヴィニータ氏も凄い経歴の持ち主で、スタンフォード大学を卒業後、ハーバード大学で修士&博士を修了されて、米国Andreessen Horowitz社の共同経営社/General Partnerです。

パラッグ氏の経歴
・1984年インド・ラジャスターン州で誕生後ムンバイへ引っ越す
・Atomic Energy Central School小中高一貫校 卒業
・2005年インド工科大学/IIT 卒業
・2005〜2012年
 米スタンフォード大学でコンピュータサイエンスの博士号
 インターン(Microsoft社、Yahoo社、AT&T社)
・2011年Twitter社エンジニアとして入社
・2017年最高技術責任者/CTO就任
・2021年11月最高責任者CEO就任

4)アルヴィンド・クリシュナ(Arvind Krishna)

わずか1年でIBM社を最も働きやすい会社に改革したインド人社長、アービンド・クリシュナです。
2021年CRNの「最も影響力のあるTop100」中の1位に選ばれ、世界が彼の動向を注目しています。

育った環境
1962年インド南東・アーンドラ・プラデーシュ州にて誕生。
両親共に軍隊に所属していた軍人の家系です。
Stanes Anglo Indian高等学校とSt Joseph'sアカデミーを卒業後、1985年にインド工科大学IIT・カンプール校卒業。その後渡米し1991年にイリノイ大学で博士号を取得。
1960年代に生まれこれだけの学歴を有する時点で抜きんでたエリートだということがわかります。

1990年にIBM社へ入社
2009年まで丸18年間技術者としてワトソンリサーチを続けました。
IBMの情報管理ソフトウェアおよびシステムとテクノロジーグループでゼネラルマネージャーを経て2015年、IBMResearchの上級副社長に昇進。
その後、IBMのクラウド&コグニティブソフトウェア部門の上級副社長になり、2019年米ソフト大手のRedhat社の340億ドル(約3兆7千億円)での買収やクラウド事業を指揮・主導し、最近では量子コンピューターやAI(人工知能)などの研究、ブロックチェーンにおけるIBMの新しい市場の構築と拡大でも音頭をとっていることで知られています。


IBM社CEOとしての活躍
IBM社は米国IT企業で最長歴史を持つ1911年創業ですが、売上高は2012年以降、減少傾向が続いていました。
2020年にクラウドや技術に明るいアービンド氏がCEOに任命されたことで株式市場は好感し、同社の株価は一気に5%近く上昇。
IBM社が今年2022年1月に発表した2021年第4四半期の決算は、売上高が前年同期比6.5%増の167億ドル。1株あたり利益は3.35ドル、GAAPベースでの税引き前利益は183%増の29億ドルとなり、売上高の6.5%増は2011年第3四半期以来の高い成長率を記録しました。
 
評価も世界でうなぎのぼり
・Forbesが発表した「WORLD'S BEST EMPLOYERS 2021」で世界2位に選ばれています。
・アメリカキャリアサイト「Comparably」が発表した働きやすい企業を評価する多項目で2020年には3項目だったものが2021年では14項目で1位に選ばれ、働きやすい米国企業1位です。

アービンド氏の経歴
1962年インド南東・アーンドラ・プラデーシュ州にて誕生。
1985年にインド工科大学IIT・カンプール校で学位を取得しました。
1990年IBM社入社
1991年イリノイ大学で電気工学・博士号取得
2015年IBMResearchの上級副社長就任
2020年にIBMのCEOに任命される
2021年CRN「最も影響力のあるエグゼクティブ」Top1に認定。

まとめ

今回はTwitter社のパラグ・アグラワルとアルヴィンド・クリシュナについて投稿いたしました。お二人ともインド工科大学(IIT)出身のエリートです。IIT出身者が世界で活躍しているケースが増えているようです。
※インド工科大学(IIT)とは、世界的に名の知れた天才の集まる理系大学。インド国内にはIITキャンパスが国内各地に計23校が存在。

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【IT Jobs Japan説明サイト(LP)】

http://itjobsjapan.online/

【IT Jobs Japanポータルサイト】

https://itjobsjapan.com/

【動画: IJJ Remote(業務委託でのインドエンジニア活用)】

https://www.youtube.com/watch?v=entTauLXIbI

次回の記事では”Adobe CEO シャンタヌ・ナラヤン”と”Master Card CEO アジャイ・バンガ”をご紹介する予定です。

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