インドはどうやってIT人材を大量排出しているのか
インド人がITエンジニアが多いことは、少しずつですが認知されているように感じています。インド工科大学、通称IITとは世界で一番ITエンジニアを輩出している大学になります。
第二次世界大戦後の1947年に独立して以降、インドは、経済的発展を模索しており、高度な教育が求められていました。
そんな中で、インドを中心とした各国の課題は、製造業を中心とした機械工学のエンジニアが圧倒的に不足していたのと、製造業などの機械工学のエンジニアの需要がとても高まっていたことから、エンジニアの育成、新興企業の立ち上げ、雇用の促進を促すための政策として教育機関が設立されました。そこからインドは教育に対して惜しみない投資をしてきました。
IITは、1961年に「1961年工科大学法」で「国家的重点機関」として設立されたインド国内の複数の大学の総称です。
最初のIITは、1951年にカラグプルに創設され、次いで1958年にボンベイ(現ムンバイ)、1959年にマドラス(現チェンナイ)とカンプール 、1961年にデリー、1994年にグワーハーティー、2001年にはルールキーに次々と設立されていきました。さらにその中からハイデラバード校は日本の外務省と国際協力機構から技術・財政支援を受けるなどの刑から日本と深い交流があります。大阪の追手門学院大学は日本で初めてインド人交換留学生を受け入れた大学として有名です。
IITの卒業生は有名な人が名をつなれています。米グーグルのスンダル・ピチャイ最高経営責任者(CEO)やラジャト・グプタ(米ゴールドマン・サックス元取締役)らが世界的に有名。ソフトバンク・グループの孫正義会長兼社長の後継者とされたニケシュ・アローラ氏もIITの卒業生です。
サン・マイクロシステムズ共同創業者のヴィノド・コスラ氏はIITデリー校の卒業生で、コスラ氏は世界長者番付にも登場する人です。また、インドのEC大手フリップカートを創業したビニー・バンソール氏とサチン・バンソール氏もまた、IITデリー校の出身です。
IIT23校について、どこに入っても同じというわけではなく、実際入学している学生の評判や職員やスタッフの質、ブランディングといった観点からランクを公表しています。
1. マドラス校
2. ボンベイ校
3. カラグプル校
4. デリー校
5. カンプール校
6. グワーハーティー校
7. ルールキー校
8. ヴァラナシ校
9. インドール校
10. ハイデラバード校
いかがでしたでしょうか?
インドの可能性、インド人のポテンシャルの高さを世界は認めています。
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経歴】
元アクセンチュアMGRである関口友則。
成蹊大学経済学部卒業後、アメリカのGoldey- Beacom大学で修士卒(MBA取得)し、アクセンチュアに入社。アクセンチュア時代の半分以上は、グローバルプロジェクトを経験し、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどで生活し、日本と海外との橋渡し業務を実施して10年間のキャリアを経て株式会社WooGWayを設立。
自身のグローバルキャリアを活かして、様々な企業からの海外ビジネス展開コンサルを実施。
自社でもグローバルに会社を展開し、ナイジェリア・インドにグループ会社を設立。
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