3月13日(3日目)
東日本大震災
3月13日
5時30分頃空が明るくなり始める
表に出てみると実家前の田んぼが元のように戻っていたので
道路の水がどこまで引いたか確かめに行く
信号機のある交差点前の堀の部分に
普通の靴では通れないくらいの水が残っている
コンビニには雑誌以外は何も残っていない
旭ヶ浦の自宅で原付のエンジンをかけてみるがかからない
近所の人がイオンで9時から配給か販売を行うという
義父さんと軽トラックでイオンに向かう
陸橋上には両脇にびっしり車が停められ
中央で1台しか通れない
前を進んでいた車がバックしてくる
橋のふもとにトラックが横たわっていているという
垂水地区一帯が水が残っている
中道を経由しイオンにたどり着くも配給などの気配なし
万小に母を探しに向かう
万中に全員移動したとの貼り紙
万中にも母の姿はない
伝言板にメッセージを残す
クルミ浜へ親戚の安否を確認しに向かう
途中友人が営むローソンに
東京から帰れずにいたと思っていた本人がおり、再会を果たす
ついでに店内に残っていた食料品を譲ってもらう
クルミ浜の親戚の無事を確認
ここは地震、津波の被害がほとんどない
沢水を分けてもらい昼前に実家にもどる
鹿妻方面に自転車で探索に向かう
保育所の庭木に子どもの遺体が引っ掛かっていたという
コンビニの駐車場には駅前同様おびただしい数の車の残骸
一昨日びしょ濡れで実家にきたNさんが車から脱出した場所だ
教え子の家を訪ねる
同級生でもある母親他一家無事である
避難所から戻った時には庭に見知らぬ人の遺体があったそうで
毛布にくるまれ安置されている
散乱したスーパーの商品から日用品を調達していた
柱を残して全壊したと聞かされたスーパーは噂とは違い
建物は流されてはいない
しかし国道をはさんで向かいに並んでいた借家が
ひと棟そのまま建物前に流されていたり
一階は悲惨な状況
原地区の親類を訪ねて実家にもどる
3日以内に震度7くらいの余震が起きるとの予報
天気は明日は春の陽気で最高気温17度 明後日は寒の戻りで
雪が降るかもしれないとのこと