実家の取り壊し 〜東日本大震災
いよいよ大宮町の実家家屋の取り壊しの日が決まった。
祖父母の代に建てられ私自身高校生時代を過ごした家だ。
地震発生の翌日、周辺一帯が瓦礫の山と化した中で
向かいの家に守られるように生き残った家。
流されていればその二階に避難した母の命もどうなっていたかわからない。
道路の確保のため、震災後一週間ほどで家の前にあった瓦礫は移動され、
六月ごろに遺体捜索のために一階部分の家具類が整頓された。
そして取り壊しが決まり、そこにあった家具を撤去してもらったのだが、
露になった傾いた柱が