組紐とかなんとか
この記事は、カニ人アドカレ2021 6日目の記事です
ヘンタイニンゲンの皆様はじめまして
ヘンタイニンゲンの ひつじの です
人に見せる文章はろくに書いたことないので勇気を振り絞ってきました。
主宰のみえ様がなんでもOKと指定してあるので、今日は私の趣味の話としてちょっとマイナーな手芸ジャンルの組紐について書こうと思います。
手芸といえば編み物、ビーズ、レジン等がメジャーな部類ですが
組紐は数年前、映画「君の名は。」で少しだけ注目をあびました。
ちょうどその前後で「組みひもディスク」という、手軽に組紐を作る道具が出回ったこともあり迂闊に手を出したのが私。
ミサンガとかで似たようなことをやってたのも沼にはまる原因でしたが、ニンゲンとの会話は苦手なので基本的に本による独学で、細かい作法とか全然わかんないけどやっています。
案外何とかなってるようにも思う。恐ろしいね。人類は滅亡する。
組紐とは何か
雑に言うと糸の束を組み合わせてまとめたものになります。
つまり髪の三つ編みと同じです。本体部分は結んであるわけではなく、交互に重ねてあるだけなので、端を留めている部分がなくなれば全部バラバラになってしまいます。
使う道具
丸台
おもり玉
吊りおもり
材料の糸(絹糸、刺繡糸、毛糸等)
細々とした道具もありますが、最低これだけあったら作業はできるという必須の部分がこれらです。中央に700g、各玉100gほどの重さで糸にテンションかけながら組んでいきます。
メインとなる台の種類はいくつかあって、私はそのうちの丸台を使用しています。台の違いは使う糸の本数が増えたり複雑になったりします。丸台はシンプルで、一番教本が充実しています。組紐体験教室もだいたいこれ。
まともに買うとゲーム機が買えるくらいの金額がかかるので、興味を持ってもらったとしても、組みひもディスクしかおすすめできない。悲しい。でもそちらなら上記の道具もなくディスクと糸の二つだけで済むので財布には優しいです。半面、お値段相応に手間と時間が犠牲になります。
実例
最小構成の4本組(丸四つ組)を説明します。
重り玉に巻き付けた糸を端でまとめ、中央で重りを付けた状態です。これが最初の状態です。
右手で奥の糸、左手で手前の糸を持ち、時計回りに縦の二つの位置を入れ替えます。
糸を置いたら、そのまま時計回りに手を進めて、右手で左の糸、左手で右の糸を持ち、反時計回りに横の二つの位置を入れ替えます。
\(^o^)/完成
後は好きな長さになるまで同じことを繰り返し、適当に端を結ぶなりしてほどけないようにしたら終わりです。房を整えてもいいですが、雑なくらいが切って長さ調節するときに罪悪感が減ります。結構これだけでも糸の凹凸でそれなりの紐っぽさが出るので色変えて遊ぶと最高に楽しい。
オマケ(本題)
ここまで読んでくれたヘンタイニンゲンの皆様ありがとうございます。
本職の人には見せられないレベルですが、私がtwitterに上げたカニ人カラーの紐の作り方を載せておきます。動画にしようかとも思いましたが、カメラ固定する手段がない&ヘンタイニンゲンの手がうつる!為写真のみです。申し訳ない。
なお予算の都合で今回は刺繍糸を4本一束にして使用しています。
12本組(平金剛組1)
赤6本
黄2本
白2本
黒2本
真ん中上下の二本は互いに中央を行ったり来たりするだけで左右には動かず、紐の表と裏に交互に出現します。つまり、カニ人のキュートな顔面と、おいしそうな色の甲殻を表しています。
調子に乗って真ん中を全部黄色にしてしまうと黄色の道がズビャっと現れるだけで全然カニ人っぽくなりませんので要注意ポイントです。
残りの糸は・・・正直よくわかりません。私は雰囲気で組紐をやっている。わかっているのは手順の4番目に動かす糸が端に出るということだけです。上の画像の白と黒が置いてある位置です。
動かし方はこの6手で1セットですが、実際には2セットで最初の配置に戻ってきます。やってることは多少複雑にになれど基本は丸四つ組と同じで根気さえあればなんとなくそれっぽい紐になります。なったらいいな。
長々と書きましたがここまでありがとう。他の方の記事も楽しみですね。
人類は滅亡する
参考
多田牧子,組紐総覧1丸台の組紐1,株式会社テクスト,2020