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台湾人の日本旅行

以下は別団体での執筆した記事の転載になります。

みなさん、こんにちは!
この間まで夏休みだと思っていたらあっという間に中間テスト!現実逃避のために夏休みの経験を振り返りつつ、本日は【台湾人の日本旅行】についてみなさんにシェアします。

台湾大学生は夏休み中、帰国してアルバイトをする方が多いですが、かくいう私も一時帰国をしてアルバイトをしていました。ダム好きがこぞって訪れる観光地近くのホテルで働いていたのですが、そこでたくさんの台湾人ツアーのお客様にお会いしました。コロナウイルス以降、日本に訪れる台湾人観光客は上昇傾向にありますが最近の台湾人の日本旅行は少しずつ変化してきているようです。

台湾人の旅の目的地ランキング
日本統計局の2023年調査によると台湾人が宿泊した都道府県ランキングは以下の通りです。
1位:東京都(25%)
2位:大阪府(15%)
3位:北海道(10%)
4位:京都府(9%)
5位:沖縄県(5%)

やはり東京は1位ですが、皆さんに注目していただきたいのは、パーセンテージです。上位の5都道府県を総合しても64%しかありません。訪日台湾人の36%は他都道府県に宿泊しており、この数字は他国と比べて最も多い割合です。訪日台湾人観光客は他国の訪日旅行客に比べ日本の様々なところへ旅行していることがわかります。

なぜそうなの?実際に聞いてみた!
では一体なぜ台湾人は東京、大阪などの大都市圏に留まらない旅行をするのでしょうか?
今回、私の同級生にその理由を聞いてみると、彼は日本の身近さを挙げていました。

「台湾には日本の商品もありふれているし、台湾は日本との地理的距離も近い。日本に行ったことがある台湾人が多いんだよね。複数回日本に行くから大都市圏以外の場所にも旅行したくなるんだよ~。」更に続けて「あとは飛行機での移動時間と便数も影響しているかも。台北から墾丁に行くより、東京に行く方が速いし、最近はLCCの便数も増えてるから旅行を考えるときに案に出てきやすいんだよ。」

多様化する日本旅行
また話の中で、旅行目的の多様化も挙げられました。少し前ですと、家族と観光名所をめぐるような旅行が多かったそうですが、最近はアニメやアーティストのために、山に登るというような、多種多様な旅行目的が増えてきました。
例えば、アニメが好きであれば、聖地巡礼のために地方に赴くこともあります。私の友達は某妖怪アニメが好きで、来年の夏に九州の聖地巡礼を予定しています。このような目的であれば個人旅行もできますし、気軽に日本旅行に来られる理由にも繋がるかもしれませんね。

今回、私の働いていたホテルにはツアー旅行の方が多く見られましたが、皆さん私の地元についての知識を既に身に着けていました。有名なダムということもありますが、このダムでできた電力がどこに行くか、なんのためにダムがつくられたのか、そのような細かいところまで勉強して旅行に来てくれると地元民としても気持ちがよいものです。
旅は遊びであると同時に学びでもあります。私もこの姿を見習いながら台湾の様々なところへ旅行したいです。


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