【ポケカ】楽園環境のスコヴィランexを本気で考えてみた
スコスコヴィラン大スッコ(挨拶)
スコヴィラン大スコ倶楽部です
筆者は普段ポケモンカードを楽しむ通称ポケカプレイヤーなのだが、登場以降特にお気に入りのカードがある。
それがこちら。
スコヴィランexだ!!
スコヴィランとは、ポケットモンスター スカーレット/バイオレットから登場したトウガラシモチーフの新ポケモン。私も勿論、この子を旅のパーティに加えている。
進化前のカプサイジはこちら。
かわいいねぇ……
スコヴィランexは、毎日あらゆるカードショップで開催されているジムバトルという店舗大会に参加するとランダムで貰えたプロモカードである。
つまり「誰でもタダで貰えるカード」なので、基本的にそんなに強くはない。
だが……上手く使いこなせれば最強のポケモンたちにも抗い、そして勝てるだけのポテンシャルを秘めているのだ!!
そんな、普段活躍しないポケモン達を活躍させよう!という公認大会「ポテンシャルポケカ」で私はこのスコヴィランexを使い始めた。
さて、そんなスコヴィランexだが、私は気に入って何度も形を変えながら使ってきた。
以前私のYouTubeチャンネルではワナイダーexと組み合わせた形でデッキを紹介したことがある。
そして今日9月13日に新弾『楽園ドラゴーナ』が発売された。
この最新環境でどうやって活躍させようかと私は密かに企んでいたのだが……新弾発売直前にトレーナーズリーグ(店舗大会の更にガチ版)でスコヴィランexデッキで優勝した方がいたのだ!
実はこれと言って目新しいカードは少ないのだが、注目すべきはユキメノコ、夜のタンカ、クセロシキのたくらみの3種類のカードの追加だろう。
特に注目したいのがユキメノコだ。
特性「いてつくとばり」によって、場にいるだけで特性を持つポケモン(ユキメノコをのぞく)にダメージを乗せまくれる。
カードをドローしたり、相手を妨害したりする強い特性を持つポケモンを相手は場に出しづらくなるのだ。
この特性を活かせるよう、だい氏のデッキにはユキメノコ以外に特性を持つポケモンはマナフィしか入れていない。
相手に盤面を崩壊させられないために入っている。
と同時に、やろうと思えばわざと自らユキメノコの特性によりマナフィを気絶させて、サイド枚数を調整し、サポート「ツツジ」の圏内に入れることも可能だ。
特性を持つポケモンを絞ると、自分の展開が弱くなりがちだ。それこそ、ドローをするためのポケモンなどが採用しにくくなる。そこで採用されているのがピィだ。
このポケモンがバトル場でスタートしやすいように2枚採用されている。にげるためのエネルギーがゼロなのも非常に高評価ポイントだ。
一つ一つのリソースが重要かつ特性を持つポケモンが採用しにくいため、イキリンコexの特性「イキリテイク」でカードをトラッシュして引く!のような手札補助が出来ない。ピィはまさに救世主と言えるだろう。
基本戦術はこうだ。
①まずはユキメノコを大量展開し、スコヴィランを1〜2体だけ場に用意する。
相手のデッキが特性持ちの少ないデッキだとしても、ユキメノコがいるだけでネオラントVやキチキギスex、かがやくゲッコウガなどのシステムポケモンに対する牽制になるだろう。
②相手の手札の状況やトラッシュの枚数、盤面のポケモンをよく観察し、場面によってスコヴィランexの技を使い分けてたたかう。
とにかく火力の低いデッキであるため、相手のしたいことをさせないようにしてジワジワと追い詰める。焦ってはいけない。最終ゴールは「相手が何も出来なくなる状況にする」ということを念頭に入れて挑む。
③相手の場が再起不能な状態にまで追い込み、ツーヘッドクラッシュで全て倒し切るか、相手のライブラリアウト(山札切れ)を狙ってかつ。
そして私はいざ、このスコヴィランexのデッキ構築をお借りしてオフィシャルのリモートポケカ戦に参加してきた!これまでも散々使ってきたスコヴィランex……勝率も悪くなかったし、自身はある!
全5戦の結果がこちら!
VS ドラパルトex 敗北!
VS モルフォン × ユキメノコ 敗北!
VS タケルライコex 敗北!
VS ドラパルトex × サーフゴーex 敗北!
VS クエスパトラex × フォレトスex 敗北!
全敗である
てか変わったデッキ多かったな……
サイドに恵まれなかった試合が多かったのはさておき、実際に対戦してみた感想を述べてみよう。
①環境デッキ以外と対面すると腐りがちなカードがある
腐る……すなわち使わないカードだが、特に「サカキのカリスマ」や「崩れたスタジアム」を持て余した。
このデッキと相性の良いサポートなのだが、当たったデッキとの相性がすこぶる悪かった。
リザードンexや、ドラパルトex相手にはそこそこ活躍しそうなカードなのだが、やはり手札に戻してしまうのが弱い。その手札からエネルギーがトラッシュ出来たとしても、マッハサーチなどで簡単に山から新たなエネルギーを拾われる。
こちら側のエネルギー加速としても使えるのだが、都合よくエネルギー2枚とサカキのカリスマが手札に揃っている状況など訪れない。
以前「スター団のしたっぱ」をスコヴィランexデッキに採用したことがあったのだが、そちらの方が使い勝手は良かったように感じる。
「崩れたスタジアム」はこちらの負け筋となるポケモンを消したり、相手がロトムVなどを同じように崩れたスタジアムで退場させようとするのを先張りで妨害出来るのが強みなのだが……どうせ「フトゥー博士のシナリオ」などで回収されるので、あまり活躍の場は無かった。もっと良いスタジアムは無いだろうか……。
②今の環境のダメージラインに「ガチガチバンド」が合わない……?
スコヴィランとは大概1進化のポケモンが相性がいい。そのため採用の機会が多かったのだが……現環境には特性「カースドボム」という好きなところにダメカンを乗せられるサマヨールやヨノワールが存在する。
耐久力を上げても、リザードンexのバーニングダークなどが耐えられないし、タケルライコexもわざの威力を上げるためのトラッシュするエネルギーが1個増えるだけで、あまり影響は無さそうだった。
しかし全く恩恵が無いわけではない。
HPが260のスコヴィランexに装着すれば、ドラパルトexのファントムダイブ200ダメージ&ダメカン6個ばら撒きで倒されてしまうところを耐えることができるようになる。
ユキメノコに装着すれば、げっこうしゅりけんやクルーエルアローから守れる(げきりゅうポンプからは守れないが……)という利点はある。マナフィいるからあんまり関係ないけど……。
サイドが負けている前提ならば、「まけんきチョッキ」採用もアリだが、たかだか「-30」が「-40」になったところで現環境では大差ない。
私が過去に採用して個人的には恩恵が大きいと感じたカードはグッズ「ファイトオレ」だ。
相手のダメカンばら撒きの計画を狂わせたり、きぜつしそうなマナフィを延命させたり出来るのが利点だ。
しかしこちらもヤミラミの減少や全体的なダメージラインの上昇により活用タイミングが怪しい環境だ。
相手の意表を突けるのは利点だが、ロストスイーパーの採用が少ない今は、ガチガチバンドの方が安定だろうか……?
③入れ替え札の少ない現環境ではスコヴィランexのワザ「からくちバインド」が結構強い!
相手のポケモンをにげられなくして、状態異常「やけど」にして上手くいけば毎ターン20ダメージを与えられるワザ「からくちバインド」がある。
ブラックキュレムex対策などで今後ドラパルトexが入れ替えを採用し始めたらまた話は変わるかもしれないが、リザードンexをはじめ、環境デッキにはバトル場のポケモンを入れ替える「ポケモンいれかえ」や「いれかえカート」の採用はそんなに多くはない。
私がスコヴィランデッキを使っていた全盛期はロストバレットが最強だったため、相手を縛って勝つというプランが非常に困難だったのだが、あの大量の入れ替え札に怯える必要が無くなった。
警戒すべきはルギアVSTARデッキに多く採用される「ジェットエネルギー」だろうか。
だが、手札が細くなりがちなルギアVSTARデッキ相手であれば、基本的には「からくちバインド」より「ツーヘッドクラッシュ」を積極的に狙っていきたいため、あまり関係ないようにも思う。一応対策としては「シンオウ神殿」を採用するのが良いと考えた。
シンオウ神殿の利点は「ミストエネルギー」による「からくちバインド」の無効化を防いだり「ギフトエネルギー」によるドローを防げるところにもある。更には「レガシーエネルギー」による水オーガポンの奇襲も防げる。
これらの特殊エネルギーは様々なデッキでも採用されるため、対策していて損はない。更に新弾からは「リッチエネルギー」というドローソースカードも登場するため、この対策にもなるのが非常に大きい。
さて、以上を踏まえた上で私なりにスコヴィランexデッキを再構築してみた。それがこちらだ。
私が過去にスコヴィランexと組み合わせた相棒は
◯ワナイダーex
◯フォレトスex
◯キングドラ(さかまくかいりゅう)
などだ。今回の相棒ユキメノコは毛色がかなり違う。
特筆すべき採用ポイントは「クチート」と「ぼうがいレター」だろうか。
呼び出し札が欲しくなるタイミングが多く「エリカの招待」なども検討したが、手札を削るコンセプトとあまりシナジーが無いと考えて不採用に。
「改造ハンマー」は今後他のカードに変わっている可能性が高いが、お試しだ。
このデッキレシピをまずは試してみようと思う。
また何戦かやってみて、引き続きこのブログでスコヴィラン戦記を掲載していこう。結果をお楽しみに。
応援よろしく頼む。それではまた。