【ポケカ】ありがとうルギアVSTAR【レギュレーション変更】
スコスコヴィラン大スッコ!
スコスコヴィラン大好き倶楽部です。
さて、筆者がポケモンカードをプレイヤーとして本格的に遊び始めて3年が経過したのだが、ついに一つの大きな節目を迎えることとなった。今日はそのことについて話そうと思う。
ポケモンカードゲームには大まかに3つのルールがある。
細かく書いてあるが、今回は①スタンダードレギュレーション以外は流し読みでも構わない。
①スタンダードレギュレーション
プレイヤーの9割以上がおそらくこのルールで遊んでいる。最新3年間で登場したカードのみを使用して遊ぶ。基本的な公式大会ではこのルールが主に採用される。
②エクストラレギュレーション
「BW(ブラックホワイト)」シリーズから最新のカードまでで使用範囲を定めており、豊富な種類のカードで一味違ったゲーム性を楽しめるレギュレーション。
要は昔のカードも使える、カードプール(使用可能範囲)が幅広いルールだ。
③殿堂レギュレーション
エクストラの「BW(ブラックホワイト)」より更に遡り、「DP(ダイヤモンドパール)」シリーズまで遡ったカードプール(使用可能範囲)に拡大する。公式大会は滅多に開かれないレアなルールだ。
強力なカードにはその強さに応じて、あらかじめ「殿堂ポイント」が設定され、ポイントは★の数であらわし、★(1ポイント)から★★★★(4ポイント)までがある。(それ以上の場合は、「禁止カード」として設定されるカードも)
殿堂レギュレーションのデッキは、60枚の殿堂ポイントの合計が4ポイント以下におさめなければならない。
筆者もほとんど①スタンダードレギュレーションのルールで遊んでいる。先述の通り直近3年間で出たカードのみを用いて遊ぶため、3年前に始めた筆者は今年からいよいよ「初めて手に入れたポケモン達との別れ」が訪れるのだ。
基本的なカードにはレギュレーションマークと呼ばれるアルファベットが記載されている。
このダークライVSTARの場合は左下に書かれた【F】のマークがそれにあたり、このマークを元に「現在使用可能なカードなのか」を判別していく。
この記事が公開される2025年1月23日がこのレギュレーションマーク【F】のカード達の最後の日となる。
翌日1月24日発売の拡張パック「バトルパートナーズ」に収録のレギュレーションマーク【I】のカード登場を持ってして大会レギュレーションから外れる、いわゆる「レギュ落ち」の対象となってしまうのだ。
↑バトルパートナーズについてはこちらの記事を参照
子供の頃からポケモンが好きな筆者で、子供の頃もポケモンカードを公演の地べたに広げて無邪気に遊んでいたものだ。
大人になってからの出会いは歳下の家族に「ポケモンカードが欲しい」と言われ、カードショップへ行き、なんとなく「自分の分も買って開けてみるか〜」と気楽に購入してみたのがキッカケだった。
その時の様子がこちら。
観れば伝わると思うが、めちゃくちゃに楽しかった。
楽しすぎてつい遊んでみたくなってしまって、しばらくののちにスターターセットVSTARダークライを購入して、近所のカードショップで揃えたカードで改造して店舗大会に繰り出したのである。
当時の筆者はレギュレーションなんてものはよく知らずに改造して店舗大会に出たため、レギュレーション外の使えないカードをデッキに組み込んでしまっていたのだが、対戦相手になった本当にカードゲームのアニメとかに出てきそうな黒い手袋をしたイケメンのお兄さんが優しく教えてくれた。
筆者はこの時期、精神的に辛い出来事が重なって気を病んでいたのだが、ぽっかり空いた穴をポケカという趣味が出来たことで埋められていく感覚があったのだ。本当に心の支えであり、活力となっていた。
そして2022年10月21日にとある拡張パックが発売される。それがこの「パラダイムトリガー」だ。
筆者の一番好きなポケモン映画といえば『ルギア爆誕』であり、その数年後に遅れて遊んだ『ポケットモンスター銀』は壊れてレポート(セーブ)が出来なくなるほどまでやり倒した。カセットの裏に無邪気にシールとか貼ってたのを思い出す。
そんな思い入れのあるルギアのカードが登場し、絶対にこのルギアでデッキを組みたい!と息巻いたのだった。
この拡張パックにてルギアVSTARとアーケオスという最強のタッグが登場し、界隈を席巻し、そのシェア(使用率)は圧倒的なものとなる。このアーケオスが強すぎて、アーケオスに代わる相棒は結局最後まで見つからないとは当時は想像しなかった。
結局引き当てることはできなかったが、フルイラストのルギアVには憧れたものだ。
ちなみにポケモンの名前の末尾につくVやVSTARといった表記は、レギュレーション【F】までのポケモンカード特有のもの。
ルギアVのカードの上にルギアVSTARのカードを乗せることで進化(強化)が可能というルールだった。
カード右下にあるようにVやVSTARのポケモンは、強力な代わりに倒されてしまうと相手にポイントを通常より多く取られてしまう。
このVシリーズも2025年1月23日をもって全てレギュ落ち。歴史に幕を閉じることとなる。
ポケモンカードの大会には主に、気軽に遊べる「ジムバトル」と呼ばれる店舗イベントと、全国大会に挑戦するための権利に繋がる「勝利ポイント」が手に入る真剣勝負の店舗大会「シティリーグ」……その全国大会である「チャンピオンズリーグ」などが存在する。
筆者が初めて「シティリーグ」に挑戦したのはルギアVSTARのデッキだった。結果は振るわなかったが、緊張感のある会場の空気を今でもよく思い出せる。
そして2024年2月17日と18日の2日間に分けて開催された3200人+高校生・中学生以下、小学生以下の数千人のプレイヤーが一同に介する全国大会トーナメント「チャンピオンズリーグ」にも筆者はルギアVSTARのデッキで挑んだ。
ポケカで知り合った友人と東京から遠征し、前日は泊まり込みで練習をして本番に臨んだ思い出は代え難いものがある。
ポケカがキッカケで夜のボードゲームカフェに集まり、沢山の友達が出来た。あれこそまさに大人になってから味わう青春だったかもしれない。
ありがとうポケモンカード。
ありがとうルギアVSTAR。
これからも新たな相棒たちと共にこのゲームを大いに楽しんでいきたい。
以上、はがれことサイトウスイでした。