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chatGPTでルーブリックとパフォーマンス課題を!

僕は社会科の学習を

【第一時】
一斉授業で学習の見通しをもち、自分の問いと教科書と問いとを関連付ける。
単元末のパフォーマンス課題を提示する。
【第二時以降】
パフォーマンス課題に取り組める力を身に付けるために、「調べる」の学習を進める。
一斉ではなく、それぞれが学びを調整しながら学習に取り組む。
【単元末】
それぞれのパフォーマンス課題を交流し合いながら、学びを深める。

という展開で行っています。(この話はまたいつか)

その際、chat GPTが協力なパートナーになっているので、今回はそれを紹介します!

自己評価ルーブリック

子供たちは、必要な資質能力が身に付いているかを確かめる方法の一つとしてルーブリックを使っています。
この自己評価のルーブリックを作る上で、chat GPTが火を吹くわけです!

ルーブリックを作る

まずは、chat GPTに「小学校学習指導要領解説(社会科)のPDFデータを学習してもらいます。

あなたは小学校6年生の担任の先生です!
まずはこれを学んでください!

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/03/18/1387017_003.pdf

続いて、どの内容であるかを伝えます。さらに今回は、こちらの意図が伝わっているかの確認のためにこのように聞いてみました。

では、社会科の学習で「長く続いた戦争と人々の生活」という単元を学ぶことにします。

その際に身に付けるべき資質能力は以下のとおりです。
①知識及び技能
ア(サ),ア(シ)
②思考力、判断力、表現力等
イ(ア)

これはどの内容にあたるか理解できそうですか?

すると、理解できた旨が返ってきました!

さらに、それぞれの資質能力をまとめてくれていたので、その内容を学習指導要領と照らし合わせて齟齬がないかを確認!(ここは自力で照らし合わせました)

問題なさそうなので先に進みます!!

ありがとうございます!
では、これらの資質能力が身に付いたかどうかを自己評価するためのルーブリックを作成します。
①より優れた資質能力が身に付いている
②十分身に付いている
③おおむね身に付いている
④身に付いていない
の4段階でそれぞれの資質能力を評価するルーブリックを作成してください!

このように指示をするといい感じのルーブリックにまとめてくれました!
いいぞ! GPT!!
ただ、子供たちにはちょっと難しそうだったので、

子供自身が自己評価できるように小学六年生向けの文言にしてください!

とお願いしたところ、分かりやすい文面に!

その後、「主体的に学習に取り組む態度」についても加えてもらいました!

この後、Excelやcsvなどのファイルで出力もできるのですが、今回僕はcanvaに打ち込むことにしました!

それで完成したのがこちら!!


パフォーマンス課題を作る

次に、単元を通して子供たちが挑戦していく「パフォーマンス課題」を考えます!!

では、子供たちに単元の最後にプロジェクトを与えるとしたらどんな内容がいいでしょうか。

・1人でもできるが、友達と交流したらさらに深まりそうなもの
・身に付けた資質能力を生かせそうなもの
・1コマ(45分)あれば完成するもの

このように指示を出した結果、たくさんのアイデアを出してくれました!
以下の通りです!


1. 「新聞記者になろう!戦時中の出来事を伝える新聞作り」

✅ 概要
戦時中の出来事を、新聞記事の形でまとめる。記事のテーマは「当時の人々の暮らし」「戦争がもたらした影響」「平和への願い」など自由に選ぶ。

✅ ポイント
・1人で作れるが、友達と記事を交換すると学びが深まる。
・資料や証言をもとに、事実を分かりやすく伝える力を養う。
・見出し・イラスト・インタビュー形式など、工夫しながらまとめる楽しさがある。


2. 「もし自分が戦時中にいたら?」体験手記を作ろう

✅ 概要
「もし自分が戦時中に生きていたら、どんな生活をしていたか?」を想像し、日記形式で書く。

✅ ポイント
・資料をもとに、戦時中の暮らしをリアルに考える力を育む。
・物語のように書くことで、より感情移入しやすくなる。
・1人で書いてもいいし、友達と交換すると新しい視点が得られる。


3. 「平和を伝えるCMを作ろう!」(動画 or 音声でメッセージ)

✅ 概要
「戦争をくり返さないために、どんなことを伝えたいか?」を考え、「15~30秒のCM(広告)」を作る。紙にCMの構成を書いてもよいし、時間があれば実際に音声や動画を撮影してもOK。

✅ ポイント
・短い時間で伝える工夫をすることで、思考力・表現力を育てる。
・1人で考えてもよいし、友達と相談するとよりよいアイデアが生まれる。
・イラストやキャッチコピーを使うと、より印象に残る作品になる。


4. 「未来の教科書を書こう!100年後の子どもたちへ」

✅ 概要
「もし100年後の子どもたちが、今の自分たちと同じように戦争の歴史を学ぶとしたら、どんなことを伝えたいか?」を考え、未来の教科書の1ページを作る。

✅ ポイント
・歴史の学びを整理し、重要なことをまとめる力をつける。
・「教科書」という形にすることで、伝える相手を意識できる。
・1人で作れるが、友達と見せ合うと、違う視点が得られる。


などなど

これらの中から僕が作ったのはこちらです。


まとめ

このようにchat GPTを活用しながら、自己評価のためのルーブリックと単元終盤に取り組むパフォーマンス課題を作ることができました!

全てを委ねるわけにはいかないものの、大きくズレたものにはなってないかなと感じます。

生まれた時間で、教材研究を深めるなど子供たちの主体性をさらに高めるための関わりの準備ができるだろうと思います!!

皆さんの活用術もぜひ教えてください!!

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