【札幌】雪と光に包まれた白い恋人パーク
観光気分ではなかったけれど…
大事な友人の一周忌は、心の上ではとても重要な区切りであった。その前日ということもありあまり観光気分にはなれなかった。しかし、せっかく自由な時間が一日あったので、負担にならない程度の輕い観光をすることにした。
白い恋人パークの選択の理由
土曜日ということで、札幌市内のメジャーな観光地は人が多くて疲れそうだった。そこで、市街地からは少し離れていて、住んでいたホテルから近く、簡単にアクセスできる場所である「白い恋人パーク」を選んだ。そして、イルミネーションをやっているという情報も目にした。
行ってみたら
地下鉄の駅から、パークまではおよそ10分程度の歩き。大部分が屋内の通路なのだが、「白い恋人」のネーミングらしく、若いカップルが目立っていた。もしかしたら、おじさん一人では近寄っては行けない場所だったか?とちょっと不安がよぎった。
実際に現地に着いたら、外国人だらけ。今の日本の観光地はどこもこんな感じだ。
そんなに大きな期待はしていなかったが、有料ゾーンへ行ったら、不思議と面白かった。チョコレートの歴史を教えてくれるディズニーランドのアトラクションのような小劇場。ここでは、カカオや原料についての経歴も知ることができた。そして、お菓子が作られているラインをガラス越しに見物。マシンを運ぶ様子は観きていて想像以上に興味深かった。さらに、最後は、お菓子が食べられるレストラン。メニューも想像していたよりも高級感があって、観光地に対する見方が変わった。
自分は一人だったため、レストランに入る勇気はなかったが、十分満足できる内容だった。
イルミネーション
有料ゾーンの見学を終えたら午後4時過ぎ。日没を少し過ぎて、外は暗くなっていた。そして、入る時とはまるで違うきれいな世界が広がっていた。
ライトアップされた光の調和と、建物の中世ヨーロッパ風の見た目がメルヘンチックな世界を作り出していた。雪もあるところが北海道らしくてポイント高い。徒歩で歩くと、雪に光が反射してきらめき、実際にそこにいるだけで突然とした安らぎが流れてくる感覚があった。広い庭を時計も気にせず歩いた。
気温は-2℃くらいだったが、風はほとんどなくてそれほど寒くもなく、楽しむことができた。イルミネーションは視覧するだけではなく、花との結合や季節感の演出といった詳しいところまでの手間が感じられた。これらは自分の情報にはなかったので、想像以上に満足できた見どころであった。
まとめ
気分が盛り上がらない中で行ってみたけれど、期待以上に楽しめた。一度は行ってみる価値あり。