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むかし書いた韓国コラム #51
韓国ではすでに定番メニューとも言えるフライドチキンとビールの組み合わせ。「チメク」の愛称で親しまれている。最近は日本の韓国ファンの間にも知られており、日本から来た知り合いも食事後の2次会にはチメクを指定するほど。「ソウルに住んでるといつでもチメクを楽しめてうらやましい」という知人。チメクもいいが、韓国在住者としてはフライドチキンよりもいつでも唐揚げが食べられる日本が懐かしい。
韓国のフライドチキンも悪くはないが、個人的には骨がついているのがわずらわしい。唐揚げのように骨なしにはできないものか。そういえばタッカルビもソウルで出回り始めた当初は骨付きか骨なしかを聞かれたもの。いまでも骨付きはあるようだが、言わなければ骨なしが出てくる。韓国人でも骨付きは面倒くさいのだろう。いずれフライドチキンも骨がなくなり唐揚げのようになるのではと期待したが、いつまで待っても骨なしにはならないようである。あぁ、唐揚げが恋しい。
【解説】
実は韓国にも骨なしチキンは存在する。「スンサルチキン」と呼ばれるのがそれだ。ただ、これを日本からの客にふるまってもイマイチ評価は低い。骨付きこそがチキンの醍醐味なんだそうだ。タッカルビは骨なしを選ぶくせに。
(初出:The Daily Korea News 2014年7月28日号 note掲載に当たり解説を加筆しました)