むかし書いた韓国コラム #892
韓国のツナ缶にはトウガラシ入りのものがある。最近は食べなくなったが、貧乏留学生時代には酒のつまみにしたり、カップめんのトッピングにしてささやかなぜいたくを楽しんだ思い出がある。それほど辛い味付けではなかったが、当時を思い出すとむしろほろ苦さがある。
そんなトウガラシ味のツナ缶、東遠F&Bから世界で最も辛いブートジョロキアというトウガラシを使ったツナ缶が発売された。韓国で最も辛いチョンヤンコチュより100倍辛いというトウガラシで、ギネスブックにも掲載されているという。一般向けに販売するツナ缶なので食べられないほど辛い味付けではなさそうだが、実際に口にするにはちょっと勇気がいりそうだ。
韓国では不況になると辛いものの売れ行きが伸びるという。そう考えるとこのツナ缶もヒットは間違いなしか。「怖いもの見たさ」ならぬ「辛いもの食べたさ」で一度チャレンジしてみよう。
【解説】
激辛料理は嫌いではないが片っ端から手を出すほどのマニアでもない。結局このツナ缶も実際には購入しなかった。いまでもちょっと食べてみたいという気はあるんだけど。写真は同社公式サイトより拝借。
(初出:The Daily Korea News 2012年12月6日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)
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