むかし書いた韓国コラム #259
韓国人に人気の「ごはんの友」はやはりキムチだった。保健福祉部と疾病管理本部が作成した国民健康統計によるもの。白菜キムチなどを含むキムチ類の摂取回数は1週間当たり14.93回に上った。次いで摂取回数が多いのり類が2.20回であることを考えると、キムチはダントツの人気であり、韓国人にとってはなくてはならない食べ物であることがうかがえる。3番人気は目玉焼きや玉子焼きで1.50回、以下カタクチイワシが1.50回、テンジャンチゲが1.15回、包み野菜と青トウガラシ類が1.18回、漬物類が1.16回、ナムル類が1.14回などとなった。
これらのおかずはいずれも食堂ではおなじみ。昼食を食べに食堂に行けばキムチのほかにこれらのお皿が少なくとも2種類は並ぶ。個人的な好みではのりと玉子焼きとナムルが出てくればその店は「当たり」。メインの料理も大事だが、脇役の副菜も食堂選びの重要な要素だ。きょうのお昼はどの店に行こうかな…。
【解説】
食堂のおかずでいちばんの「当たり」は牛肉を煮付けた「チャンチョリム」だと思っているのだがめったにお目にかかれない。材料が牛肉でコストがかかるから安食堂で出会うのは無理か。だから食べる頻度が低くランクインしてないのだろう。
(初出:The Daily Korea News 2016年1月12日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)