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むかし書いた韓国コラム #435

 最近次々とヒット作が出る即席めん業界。「長崎チャンポン」をヒットさせた三養食品はこのほど新製品として「豚ラーメン」を発表した。その名の通り豚骨ラーメンをベースにしたもの。豚骨スープにローストガーリックが添付されるという。パッケージ写真には紅ショウガも見えるがこれはついていないようだ。即席ではなく本場博多のラーメン店もソウルに相次ぎ上陸しており、なかなかに繁盛しているようすだ。即席めんでも豚骨ラーメンがブームを呼ぶ可能性はある。

 赤いラーメンから白いラーメンに人気が移り、今度は「茶色いラーメン」で人気を呼び起こすというのが同社の考えだという。はて、豚骨ラーメンは茶色かったっけ? 豚骨醤油ラーメンなら茶色いけれど…。前作の「長崎チャンポン」も本家の長崎ちゃんぽんと似て非なる味となっただけに、今回もどんな味になるか興味はあるが過度な期待はしないほうが身のためか。手軽においしい日本のラーメンが楽しめればいいのだけど…。

【解説】
 手軽においしい日本のラーメンを食べるために行き着いた結論は、一時帰国した際に日本の即席めんを大量に買い込むこと。最終的にはカバンも大きいものに買い換え、5個入りパックの即席めんを6個くらい買い込んでいた。韓国の即席めんは
まずくはないがあくまで韓国の味であり、日本のラーメンを楽しみたいのなら日本製にかなうものはないのだ。

(初出:The Daily Korea News 2012年3月9日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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