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Grabには乗りたくない 1

その難題は、ホーチミン1日めに降って来た。 ANAの快適なフライトを終えて、4年半振りにタンソンニャット国際空港に降り立ったのは2024年3月26日21時半。 前回のときの現金が500.000VD(3,000円)ぐらい残っているし、SIMは日本で購入したし。 到着ロビーに並ぶ両替所やSIMショップを横目で見ながら順調にホテルへ向かう筈だった。 7.000VD(42円)の路線バスに乗って。 「深夜にタンソンニャットに着いたらどうします?」 私が尋ねたとき、ホーチミン7区出身の

    • ベトナムへ行こう!

      春休み、4度目のホーチミンへ行くことにした。 観光ではなく。 理由は3つある。 1つ目は、不動産やさんから連絡があったから。 マンション建設がまた頓挫しているという。 なんでも建設業界の不正が発覚して、政府から待ったが掛かったというのだ。 タイムリミットまで、あと1年しかない。 本当に完成するのだろうか? この目で見てこようと思った。 2つ目は、数年前に開いたエクシムバンクの口座がどうなっているのか確かめたいから。 ネットで調べたら、2年間音沙汰無い口座は凍結するとあった。

      • ベトナム語を学ぼう 2

        スクール体験しました 「じゃ、母音を発音してみましょう」 ユン先生が手書きのプリントを取り出す。 「真似してください。アー」 アー…あの、先生、そのプリント、も少し近くで見せてもらってもいいですか? 目が悪くて。 「はい、どうぞ」 あ、ありがとうございます。 「じゃあ、もう一度。アー」 アー…あの、先生、これ、コピーとか貰えたりします? 「いいえ。自分用です。教えるために作りました」 そ、そうなんだ。てっきり貰えるものかと… 「大丈夫です。授業は生徒さんが選んだ教科書に沿っ

        • ベトナム語を学ぼう 1

          スクール体験しよう 「どうしてベトナムですか?」 大学生のようなユン先生が言った。 デビュー当時のアグネス・チャンみたいなユン先生に見詰められて、一瞬迷ったけれど嘘は付けない。 秘密にするほどのことでもない。 ホーチミンにマンションがあるんです。 ユン先生が即座に反応する。 「何区ですか? 私、ホーチミンから来ました」 あ、中心じゃないんです。ほら、7区に日本人学校があるでしょ。 「7区!? うちも7区です!」 そ、そうなんだ。うちは7区じゃなくて、7区の近くの… 「じゃあ