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恐縮ですが、育児中。 《5》 睡眠
子どもが生まれた最初の数ヶ月は、いわゆる「良質な睡眠」をとる事が、まったくできない。これが一番こたえました。
夜中も赤子の泣き声で数時間ごとに起こされて授乳(うちは諸事情から粉ミルク育児で、当方も授乳作業を担当していたので)。
しまいには発狂するかと思いました。
古い中国の拷問に、「縛り付けた囚人の額に水滴をポタリポタリ垂らして、眠れないようにする」というのがありますが、まさにそんな感じ。
食欲だの性欲だの、人間には様々な本能がありますが、中でも睡眠だけは無条件に必要と実感した次第です。
その後も3〜4歳ぐらいまでは、こっちが絵本などいくら読んでも読んでも、そう簡単には寝てくれない。
むしろ親のこちらの方が眠すぎて「おじいさんは山へ芝刈りに……」などと読みきかせているうち、意識が混濁してきて「おばあさんは川におばあさんおばおばおばばば」とバグっては頰をビシャーンと叩かれ、「早く先に進んでよ」と冷酷な言葉を浴びせられたのも今となっては良い思い出です。(良くない)
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ですが、6歳の今では簡単にぐっすりと熟睡してくれます。死んでんじゃないか?と心配になるほど微動だにせず。ずいぶん楽になったものです。
というわけで、今まさに子どもの夜泣きなどで苦労されてる親御さん方には「大丈夫!なんとか今を乗り切ればすぐ楽になりますから!」と、声を大にして宣言しておきたいと思います。
さて、子どもが寝しずまった後の時間をやっと自由に使えるようになった今はどうかというと。
せっかくのそんな貴重な「オフタイム」を、ツイッターをはじめとするSNSにハマりすぎて、怠惰に過ごしすぎている気がしてなりません。
ま、睡眠の管理にせよ仕事の〆切にせよ、結局は本人の自覚次第という事ですか。
まったくもって、恐縮です!
明和電機ジャーナル 第17期 第5号 (2011年1月15日発行) 所収, に加筆訂正
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