頼む、ラインナップにいないで。
Xで新規グッズが発表された瞬間、
そう思っている私にゾッとしてしまった。
間違っても勘違いして欲しくないのは、
今も進行形で「推し」が特別であること。
物心ついた辺りの×学生からずっと…
本当に一途に推していたキャラクターを
今更なかったことには出来ない。
当時は「推し活」なんて言葉はなかったけど
私はずっと「推し活」をしていた。
Xで新規グッズが発表された瞬間、
そう思っている私にゾッとしてしまった。
私は「推し」を推しているのではなく、
「推し活」をするようになっていた。
それでもそれが楽しいのであれば、
今も私は続けていたのだろう。
それはそれで、
人生の醍醐味である。
私は楽しくなかった。
ずっと何かに追われているように、
「推し」を追いかけていた。
苦しかった。
特別である「推し」が、
私とはいえ誰かを苦しめる状況も
私をさらに苦しめた。
「推し活」に夢中になり、
ふと気づいたら
「推し」が「推し」ではなくなっていた。