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一生付き合えるモノしか欲しくない。

昨年11月末、クラファンご注文分のチャプター検品のために製造元の丸朝製陶所を訪れました。そこで完成品のチャプターを手に入れて以降、かれこれ4ヶ月近く毎日使っている。

チャプターは、暮らしやお仕事のシーンにいい「一区切り」をもたらす新しい習慣の一つとして日本茶を飲む行為を取り入れるられるように開発したプロダクトです。

自分のライフスタイルの変化などに伴い、モノとの付き合い方について考える機会があったので、久々のnoteではそのことについて自分なりにまとめてみようと思います。

必要なものを知るために全部捨ててみた

2021年は引っ越し作業からはじまった。

今回の引越しは"本当に必要なもの以外は全部捨ててやる"と意気込んだ。

とにかく不要で売れそうなものは片っ端からメルカリに出品。売れなかったものは誰かにあげる、もしくはリサイクルショップで引き取り。大きすぎる家財道具は捨てて、ちょうどいいサイズに買い換えました。

モノだけじゃなく、NetflixやAmazonプライムなどのサブスクも一旦全部解約して、スマホも買い換えて料金プランも全部見直した。一度全てのものをリセットしてみて、自分の好きなものや取りたい情報を取捨選択する過程で自分にとって本当に必要で、大切なものがなんとなく分かってきた気がしました。

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一生付き合えるモノしか欲しくない

結構高かったけど何年も使っていない腕時計も思い切って手放した。

服は半分以下になったし、靴は3足だけになって手元に残ったものは"シンプルで実用的、手入れが簡単で頑丈なモノ"と"陶器や革製品など経年変化が楽しめるモノ"のばかりでした。
(結局NetflixとAmazonプライムは2日後には再契約…)

生活に必要なものだけを残そうと思っていたから実用性の高いものだけが残ると思っていたけど、やっぱり捨てられないものはいくつもあった。

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例えばこの湯冷まし。
僕はよくガラスの茶海(お茶を注ぐピッチャーみたいな茶道具です)を使っているので、この湯冷ましは必須アイテムではないのだけど、たま〜に使いたくなる。そして使う度にその良さに感動する。

これ、よく見ると、敢えてなのか偶然なのか持つ部分が少しざらつきがあって滑り止めになっているんですね。

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この湯冷ましには、光を跳ね返すようなツルツルとした真っ白な紙ではなく、柔らかな和紙を触ったときのような温かみがあります。

使うごとにほんの少し色味が変化しているような気がするし、手になじむ感覚があってそれがまた魅力的。その時間経過の中で輝きを増す美しさを作品の中に閉じ込める職人さんの技ってやっぱりすごい。。。
これは一生手放せない。

自分にとって必要なモノは、品質の高さや高価なもの、単に暮らしを便利にしてくれるものじゃなくて、使うごとにその良さに気付かせてくれて、これまで知らなかった価値観を与えてくれるモノだということに今回の大きな断捨離を通して気付きました。

チャプターもその品質の良さだけでなく、暮らしやお仕事のシーンにいい「一区切り」をもたらす新しい習慣を作るツールとして沢山の方に長くお付き合いいただけるモノにしていきたい、と改めて思った。というお話。

CHAPTER_シーン15

チャプターは、美濃加茂茶舗にとってもこれから5年、10年、さらにその先と長く付き合っていく大切なプロダクトです。
もし、今お使いいただいている方でお気付きの点などあればコメントでもDMでも質問箱からでも、お気軽にご連絡ください。


最後まで読んで頂きましてありがとうございました!