【ワンプラ】2024年8月期 第2四半期決算発表と決算説明会を開催しました
こんにちは、ワンダープラネット(東証グロース:4199)のIR担当です。
2024年4月15日(月)に2024年8月期 第2四半期決算を発表し、16日(火)に決算説明会を開催しました。その内容について、動画と書き起こし記事を公開しましたので、お知らせいたします。
・決算短信
・決算説明資料
・決算説明会動画(YouTube)
・決算説明会書き起こし記事
詳細情報は公開している各種資料よりご覧いただければと思いますが、今回発表した第2四半期決算のポイントについてご説明したいと思います。決算説明会では、代表取締役社長CEOの常川から今後の取り組みについて、取締役CFOの佐藤から決算概要についてご説明させていただいております。
ハイライトと決算概要
2024年8月期2Qは、前期比、1Q比で減収となるも営業黒字での着地となりました。
主な増減要因につきましては、売上高は「クラフィ」日本版が好調に推移したこと、新規タイトル開発にかかる売上高も堅調に推移したことにより増加し、一方で2023年12月に公表した「ジャンプチ」サービス終了に伴う影響で減少となりました。
営業利益は、「ジャンプチ」サービス終了に伴う影響が主な減少となりましたが、「クラフィ」日本版が好調で大きく利益貢献し、「クラフィ」海外版サービス終了に伴う収益認識や前期より継続して実施している費用削減効果により増加しました。2Qは一時的な収益認識の影響を除いても営業黒字で、2Qでも収支改善を進行させています。
2Qの会社全体のコストは前期の費用削減後の水準を維持し、「クラフィ」の売上が好調に推移したことに伴う支払手数料が1Q比で増加しましたが、コスト全体では1Q比で17百万円減少となりました。3Qは新規開発の進捗による一部開発費用の増加を想定していますが、コスト全体で引き続きコントロールに努めていきます。
今後の事業の取り組みについて
世界のゲーム市場の直近動向についてです。
2022年の各市場の市場規模は、日本のモバイルゲーム市場は1.2兆円、当社がシェア拡大を目指す市場の世界のモバイルゲーム市場は8.9兆円、世界ゲーム市場全体は23.8兆円となっています。
市場動向としてはインフレ加速による可処分所得の減少や巣ごもり需要からの反動で、2022年は成長後の調整局面に入っていますが、世界のゲームプレイヤー数は低下しておらず2023年以降は再び成長軌道に戻る予測がされています。
モバイルゲーム市場内のタイトル動向については、現在のタイトル動向では、アプリ内課金とアプリ内広告のハイブリッドマネタイズの『ハイブリッドカジュアル』と、高スペック化が進む『コアなAAA』への二極化が進んでいると捉えています。
開発費が数十億円以上のコアなAAAタイトルが台頭し、開発費が10億円前後のミッドコアゲームのヒットが困難な市場環境に変化してきている一方で、アプリ内課金とアプリ内広告のハイブリッドマネタイズによる長期運営型カジュアルゲームの『ハイブリッドカジュアル』と呼ばれる市場が、モバイルスマホゲーム市場内で新たに立ち上がってきています。
ハイブリッドカジュアルとは、IAP(アプリ内課金)とIAA(アプリ内広告)のハイブリッドマネタイズモデルの長期運営型モバイルゲームのことで、その特徴としては次のような内容が挙げられます。
長期運営型が前提
インゲームだけで遊べる要素に加え、アウトゲーム要素を合わせ持ったゲーム性
カジュアルゲームに比べプレイ時間が長い傾向
ユーザー継続率が高い傾向
開発コストはミッドコアに比べ低い傾向
2022年のハイブリッドカジュアルの市場規模は約2,100億円で、世界のモバイルゲーム市場が成長後の調整局面に入る中でも、2022年には2020年に比べ約2倍の規模に成長しております。
この市場は、今後もグローバルでの拡大成長が期待される市場となっており、当社の強みも活かせるため、当社はその中で『ハイブリッドカジュアル』にフォーカスしていきたいと考えています。
ここで改めて、当社のこれまでの実績と今後目指すものについてご説明させていただきます。
当社は創業来、10年以上にわたって、モバイルゲームで「長期運営」「IP活用」「カジュアル性」「グローバル」「ハイブリッドマネタイズ」を特徴とする一貫したタイトル開発と運営を続けてきました。
当社が積み上げた強みやノウハウの実績、『カジュアル』、『長期運営』、『グローバル』、『IP活用』は、現在、急拡大している世界ハイブリッドカジュアル領域においても重要なファクターであり、当社は過去から積み上げてきたこれらの実績を活用し、現在開発中の新規タイトルでも今後のシェア獲得を目指していきたいと考えております。
当社がシェア拡大を目指す『ハイブリッドカジュアル』の開発、運営体制については、
グローバル水準のハイブリッドカジュアルを実現するための独自開発プラットフォームを構築する『EDMO』
グローバルパブリッシング機能を含むゲーム内外のマーケティングを担う『グローバルマーケティング&クリエイティブ事業部』
グローバルユーザーや長期運営に適応したカジュアル性の高いモバイルゲーム開発・運営を行う『ユニバーサルゲーム事業部』
この3つの機能別専門性の高い各部署が全社横断で連携することで、グローバル水準のハイブリッドカジュアルを効率的に開発・運営することが可能になると考えております。
新規開発ラインについては、新規開発タイトルはコンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業タイトルに加え、協業先との有力IPタイトル2本を加えた計3本が進捗中で、当面の新規開発はこの3本に集中します。
現状、各タイトルついて大きなアップデートはお伝えできておりませんが、これらは年1本程度を目処とした新規リリースを目指しています。
2024年8月期 通期見通しについて
まず3Q進捗ですが、3Qは前期比で「ジャンプチ」サービス終了による減収を見込み、また開発の進捗に応じて新規開発費用の一部増加を想定するものの、コスト全体では引き続きコントロールに努めることで、通期での営業黒字の想定に変更はありません。
3Qの売上高については、前期に「ジャンプチ」が周年イベントを実施したこと、一部開発費用の一時的な売上計上による影響で、前期比・2Q比ともに減収を想定しています。
「クラフィ」はコラボの実施などを計画していますが、2Q比で減収を想定しております。
3Qの営業利益については、2Q比で減収、開発の進捗に応じて新規開発費用の一部増加を見込むものの、コスト全体では引き続きコントロールに努めることで、通期での営業黒字を維持できるよう取り組みます。
通期の業績見通しにつきましては、前期比で減収となりますが営業黒字を想定しております。
売上高・営業利益の見通しは、「ジャンプチ」のサービス終了はあるものの、通期営業黒字化の想定は変更ありません。「クラフィ」はKPIの緩やかな減衰を見込み、売上高は前期比減収を想定しているものの、前期に実施した運営体制の適正化により継続した利益貢献を見込んでおります。
「新規開発」の見通しについては、新規開発タイトルは計3本が進捗中です。なお、コンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業タイトルなど各新規タイトルのリリース時期は精査中となっております。
書き起こし記事では、そのほか決算説明会でご説明させていただいた内容や質疑応答内容もご覧いただけますのでぜひご確認ください。
今後のIR予定
次回の決算発表は、2024年8月期第3四半期で2024年7月を予定しております。スケジュールにつきましてはこちらで改めてお知らせさせていただく予定です。
引き続き、個人投資家の皆様に向けたIR説明会にも積極的に参加していきたいと考えております。現在、参加を予定しているイベントはこちらになります。
◾️ 6/7(金)18:30〜(開場:18:15)
Kabu Berry Lab (IRセミナー+投資家交流会)
スピーカー:取締役CFO佐藤
こちらのIR説明会は、ユナイテッド様(証券コード2497)と合同参加となっており、会場はユナイテッド様の本社での開催となっております!
まだまだ皆さまの参加エントリーを受付しておりますので、ぜひご参加いただければと思います!!
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この投稿は当社のIR活動等についてお知らせすることのみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関するご決定はご自身の判断で行っていただきますようお願いいたします。
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