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【関西弁】大阪育ちやけど使ったことないセリフ

大阪生まれの堺育ち。新喜劇と漫才を見て育ったバリバリの浪花っ娘。
基本的に関西弁でしゃべるけど、書く時は標準語になってしまう。(手紙とかでは敢えて関西弁で書く)
それがなんだか惜しい気がして、最近はnoteでも関西弁風味で書くようにしている(笑)

言葉が好きで、よく観察・考察している。それが楽しい( *´艸`)
ふと、有名な関西弁としてよく聞く「まいど!おおきに!」が気になった。

「まいど」も「おおきに」も、わたしは言ったことがない。
商売人じゃないから、そんなもんかなとも思うけど、京都で暮らしていると「おおきに」はよく聞く。

「まいど」って「毎度」よね?
「おおきに」って「大きに」かな?
・・・ってことは、「いつも、めっちゃ」?言葉足りなくない?

気になって意味を調べてみたら、わたしの考えた通りで「まいど、おおきに」は「いつも、めっちゃありがとう!」という意味だった。

肝心な「ありがとう」の部分が省略されているというね。
「いつも、めっちゃ!」で終わってる。
「・・・ほんで、なんやねん?!」とツッコみたくなる(笑)

「まいど」は「いつも」やけど、初めてのお客さんにも「まいど!」と声をかける。「これから贔屓にしてね」という願いもあるんかな。「また来てな!」の意味もあるかも(*^_^*)
「まいど」と「おおきに」の言葉の裏というか続きには、いろんな意味やメッセージがあるように感じる。おもしろい言葉やなぁ。

若者言葉は省略し過ぎていると言われますが、昔の言葉も中々に激しい省略してますやん(笑)

大阪に住んでる時、近所の果物屋のおっちゃんは「まいど!」とか「おおきに!」って言ってた気がする。たぶん。
「まいど!」って言われると「商売!」という言葉がバシーン!と浮かぶわ(笑)この先、言うことあるかなぁ。

「なんでやねん」は、しぬほど言ってるけど「まいど、おおきに」は言わん。あと「茶、しばく」も言うたことないです(笑)

関西弁、自分の故郷の言葉でめちゃ愛してるのに、標準語圏の人に囲まれて話す時は全く出なくなる。言葉は耳で覚えているらしい。だから、他の地方の言葉を繰り返し聞いているとその話し方がうつる。それまで話したことのない九州の言葉とかでもずっと聞いてるとつられる。
言葉を聞くと絵が浮かぶ。だけど、言葉は音で、聞くと頭の中で音が鳴ってる。つまるところ、言葉は音でしかなく、人が意味を思い浮かべて想像している。同じ言葉でも人によってイメージするものが違うから、誤解も生まれる。言葉を音楽的に聴くと、ただただ楽しい。言葉に感情を乗せることで、言葉の周波数に感情の周波数が合わさって、受け取った人の心象に色んな影響を与える。
言葉はイメージ(絵)で、音。どんな絵を見せるのか、どんな音を聞かせるのかを考えて工夫して、文章を書く。それがめっちゃ楽しい。わたしが言葉を好きだと思う理由の一つ(*^_^*)

関西弁の独特のイントネーションは、大人になってから習得するのは難しいやろうなと思う。
南海高野線の「新今宮」という駅の名前。改めて自分で発音してみたら「なんじゃこれ」と思った。すごいねん、抑揚が。駅のホームでのアナウンスはたぶん普通。子どもの頃は特に、言葉を音で覚えているから、親から聞いた通りの発音だけ記憶して、言葉の意味とか漢字の成り立ちとかスルー。「新・今宮」なんやと思うけど、わたしの中では「しんいまみや」という音の並びで波打ってる(笑)
どうやって発音してるの?と聞かれても、説明するのが難しい。

東京では標準語になる、と書きましたが、沁みついたイントネーションだけは変わらずだったようで、カフェのアルバイトで苦労した。「こちらでお召し上がりですか」と「お会計」の発音がなかなか上手く言えなくて、めっちゃ練習した(笑)関西と関東でどう違うのん?と思った方は、周りのその土地出身者に聞いてみてください。

日本の西と東では明確に違いが分かる。(分かってなかったけど・笑)
でも「西日本はだいたい一緒」と思っていた。
大きく括り過ぎよね。住んで、その土地の人と話してみたら、あっさり大阪人バレした。バレてないと思ってる自分なんなん?と思う。( ゚Д゚)天然?

京都で暮らしていると「おや?」と何度も思い、同じ関西でもだいぶ違うんやなぁと思うようになった。使う言葉とか言い回し、イントネーションとか。ああ、わたしが覚えて話しているのは大阪の言葉なんやなぁと、京都に住んで分かった。

高知に住んでいる時、自分では会話に特に違和感を感じていなかったのに、高知在住民の皆さんに「いや、全然違う。めちゃくちゃ関西弁」と言われ、「え?!うそやん?!どこが?!」と驚愕した( ゚Д゚)

土佐弁も関西弁と似てるやん!?と主張したのですが、う~ん?と首を傾げられた。そりゃ、単語は違うかもしらんけどさ。イントネーションは似てると思うねん。
バイト先で、交代するスタッフに業務引継ぎをした後、さぁ帰るぞというタイミングで「ほな!」と言ったら、その場に居たスタッフたちのツボにハマったらしく、みんな笑いながら口々に「ほな!」「ほな!」と連呼(笑)
ああ、これも関西弁なんかと思った瞬間だった。

英語も、イギリス英語とアメリカ英語がありますよね(オーストラリア英語もある)感情を表現する時の言葉とか、発音とか話し方、映画をよく観察してみると違いが分かる。ハリー・ポッターが大好きで何度も映画を観ているけれど、イギリス英語ってこんな感じなんやなぁと勉強になる。
「プラダを着た悪魔」は、登場人物の中でエミリーだけイギリス英語を話していて、主人公のアンディと聞き比べるのもおもしろい。これに関しては自分で気づいたのではなく、英語の勉強用で買った映画のセリフ集とその注釈を読んだから!自分ではムリ、気づかない(笑)

日本人はアメリカ英語で勉強しているから、自分もきっとそうなんだろうと思い、以前、アメリカ国籍の方に「わたしの英語は、アメリカ英語になってる?」と聞いてみたら「とっても綺麗なアメリカ英語だよ」と言われた。
そうなんや。・・・”キレイ”って言われて嬉しかった( *´艸`)
アメリカ英語も、地方によって変化するから一括りに出来ないのよね。
うーん、おもしろい、言語って。

最近思うのが、関西弁が活きるのは関西圏外で生活してる時!やと思うねん、目立つやん。だから、自分は関西じゃない場所に引っ越そうとしてるんかなぁと思ったり(笑)
でも、郷に入っては郷に染まるの得意やからな。関西弁消えるかもな。

関西弁は、聞いてる分には心地いいのに、マンガとか小説のセリフになったら、なんかカッコ悪い感じがするのはなんでなん?(笑)文字で読むのには不向きの言葉なのかしら?音が伝わらんから?

長くなりそうやから、そろそろやめさしてもらうわ☆
みなさん、まいど!おおきに♡

サービス精神旺盛過ぎた子ども時代

読んで頂き有り難うございます😊 わたしが見たもの・感じたこと・考えたことについて、思いつくままに書いています。めっちゃWonderな地球暮らし、わたしもあなたもFantasista!ここにある言葉たちが、人生を楽しむヒントになれば嬉しいです☆