見出し画像

テーマパークの魅力 |テーマパークの楽しみ方 その2 僕がテーマパークで働いた理由

皆さん、いつもありがとうございます!
改めて、テーマパークの魅力について語っていきます。
今日は、皆さんにもなかなかお話していないレアなお話を共有します。

それは、、、、「僕がテーマパークで働くことになったきっかけです。」

今、ありがたいことに、2大テーマパークで働かせて頂き、貴重な経験を積み重ねてこさせて頂いた僕がその原点のお話はなかなかしてこなかったので、今日はその原点のお話をしたいと思います。

僕が、テーマパークで働くきかっけ。遡ること、1983年4月15日にスタートします。

1983年、私は8歳、小学校2年生でした。皆さんは、1983年は何をしていましたか?この年は、今も尚ずっと、忘れられない年として私の中に大切に輝いています。

1983年4月15日、その夢は現実のものととなりました。その日、日本に初めて、東京ディズニーランドがグランドオープンを迎えました。

ディズニーランドグランドオープン

                                                                                                               ©Disney

1983年4月15日、当日の朝5時の天気予報は雨のち曇り。

当日は、雨模様、雨が降りながらも、パークゲート前には約3千人のゲストが並んでいたそうです。一番乗りのゲストは、2日前の4月13日から並んでいた埼玉県から来園した大学生の男性だったそうです。期待もきっと大きかったのでしょう✨✨

私も大学生くらいだったら、夜通し並んだと思います^^その大学生、とてもうらやましいなと今でも思っています。笑

8時25分、いよいよドラムロールが鳴り響き、沢山の報道陣が見守る中、ワールドバザール中央にて、当時の社長高橋政知さん、アメリカディズニー側代表、ミッキーマウスやミニーマウス、ドナルドダックなどディズニーの仲間たちも登場しています!!(上部写真)

8時45分、歴史の幕が開園宣言と同時に報道陣のフラッシュが一斉にたかれ、盛り上がりは最高潮に達し、開園宣言する高橋社長の声にてテープカットセレモニーが行われました。

9時00分、東京ディズニーランドがいよいよグランドオープン、開園です✨✨

傘をさしたり、雨具を身につけたゲストが、目をキラキラさせながら、大きな期待している歓声を上げながらパークに入園です!

キャラクターと記念撮影をしたり、お目当てのアトラクションに向かったりする姿は開園当時と変わらず今もずっと毎日繰り広げられています。(今は、コロナウィルスにて状況が一変していますが、コロナが収束した暁にはまた、今まで通りの姿に戻るでしょう)

そして、時間はあっという間に過ぎ、夕方頃には、ワールドバザールのショップもお土産を購入するゲストで大賑わいだったようです。パークは多くの皆さんに幸せを届け、あっという間に、閉園時間を迎え、ゲストは名残惜しそうにゲートを後に家路につき、歴史的な一日は幕を閉じました。

そして、、、その夏のある日、私は、母親、兄弟と一緒に東京ディズニーランドを訪れることになります。

当日、私は田舎の小学校で夜遅くまで白球を追いかけ、毎日、泥だらけになりながら、野球ばかりをやっている子供でした。時に、田んぼでイナゴ取り、神社の敷地で鬼ごっこなど、ごくごく一般的な皆さんの想像できる田舎の子供です。都会などには縁がなく、ずっと自然豊かな場所で育ちました。そして、初めてと言っていいくらいの千葉への大冒険のスタート!!!遠出したのがディズニーランドでした。

初めての都会、ディズニーランドは私を圧倒的なスケールとすごいゲストの数、そのゲストから感じる活気(歓声や、笑顔がたくさん溢れていて)受け入れる側のキャストのお兄さん、お姉さんも、とてもやさしさいっぱい、僕たち家族のことを考えて、一生懸命接客をしてくれました。ディズニーランドらしい接客(笑顔、アイコンタクト、軽快な立ち振る舞い)であっという間の夢のような時間を包んでくれました。。。というのが最後の感想ではあったのですが、、、、

僕が鮮明に覚えているのが、、、

僕は田舎で育った小学生です。そんな僕がディズニーランドという今までの人生で体験したこともないような、夢の世界にやってきたのです。

周りは本当に多くのゲスト、、、人、人、人。初めてみるこんなに多くの人。田舎者の僕には驚きが先にきてしまいました。。。そして、初めての場所。僕たち家族は右も左も何がどこにあるのかも、わかりません。。。

開園と同時に多くのゲストがパークに入っていきます。私は、母親と兄弟を連れてパークに入場しました。右、左、見るもの全てが僕らの想像を超えています。パークでは何もかもが別世界で本当にキラキラして見えました。 

しかし、それと同時に今までこんなに多くの人に囲まれた世界を体験してこなかった私、とてもスケールの大きな夢の国の世界に、正直とてもビビッてしまっていた(萎縮してしまっていた)ことを思い出します。

そんな時、パークで僕ら家族がどうしたらよいのかな、、、と困っているのを見越してくれたのでしょう。。。

ワールドバザールにいたキャストのお姉さんが私たち家族に話しかけてくれたのです。もう数十年前のお話ですが、今だその光景はよく覚えています。

僕は、パークの活気に圧倒され、、、母の後ろに少し下がり、状況を伺っています。母に満面の笑みで話しかけてくれているそのキャストの女性の姿を今でも鮮明に覚えています。

その時の記憶、、、

まったく、初対面の私たち家族に本当に親しく、緊張もなく、笑顔とアイコンタクト、巧みなジェスチャーも駆使して優しくお話をしてきたキャストのお姉さん、、、 僕は、正直、大衝撃!!を受けたのです。

「初対面なのに、なぜこんなにフレンドリーなんだろう、、、」

「今日、会ったばかりの僕らになぜ、こんなに話しかけられるのだろう。。。僕だったら、恥ずかしくて、、、こんなに話すことはできない。。。」

せっかくディズニーランドに来たのにも関わらず、その圧倒的なフレンドリーで幸せな場に正直に慣れていない自分自身がいました。

最初のキャストとの出会いでは、まだまだ僕のディズニーランドでの状況は、全てのことに圧倒されてしまい、キラキラした世界にまだまだ順応できていなかったのです。

しかしながら、、、その後、時間が経つに連れて、状況が一変します。

先ほどもお伝えしましたが、夏に初めて来園したのですが、その月は私の誕生日月だったのです。

その誕生日月に母は記念になるという想いで、私をディズニーランドに連れて行ってくれました。それを、母はキャストの方に話をしたんだと思います。(この辺り、どのように母がやり取りをしたのかという記憶が少し曖昧なのですが、、、)

その後、出逢うキャストのお兄さん、お姉さんが初対面の私に、

「ちひろくん、お誕生日なんだね!お誕生日おめでとう~~!!!」とどんどん声をかけてきました。

わたしは初対面では人に会うと緊張をしてしまうほうだったので、初めは、出逢うキャストの皆さんに面食らって、おどおどしていました。

本当に初対面なのに、今日はじめてお逢いしたお兄さん、お姉さんなのに、みんなが古くから僕のことを知っているかのように親し気に話しかけてくるのです。。。これはいったい、どういうことなのか、、、小学校2年生の僕には理解がつきません。

どんどんその非日常の夢と魔法の世界でどんどん出逢うキャストの方が、話しかけてお祝いしてくれます。

始めは、照れ臭く、恥ずかしかった僕ですが、その照れ臭い、恥ずかしいという雰囲気を一気に吹っ飛ばしてくれるくらい、キャストのお兄さん、お姉さんがどんどん話かけてくれます。

その状況がとても嬉しく、楽しく、ワクワク、ドキドキするようになっていきました。いつの間にか、自分から「僕は今月誕生日なんです!!」って(笑)自分から話しかけにいくようにもなっていたのです。まさに、こんな引っ込み事案な田舎者の私がディズニーの世界(場づくり)に触れて、変わった瞬間でもありました。

なんて、ここに働く人はキラキラしているんだろう。本当にすごい!!!

ここって、本当にすごい場所なんだ!!って小学生ながら私は感動したことを覚えています。。。

そして、運命の瞬間がやってきます。一番最初に体験したのが、「ジャングルクルーズ」というボートに乗って未開のジャングルを探検するアトラクションです。

そのアトラクションでの体験が、僕の人生を変えるきっかけとなりました。

どのような体験をしたのか、明日お話しますね✨✨

テーマパークでの体験から自分自身が学んだこと、気づいたこと、それをどのように仕事に生かすのか、人生に活かすのか、お客様に活かすのか、、など多くの気づきを「テーマパークの習い事」コミュニティにてアップしています。是非とも皆さん、ご興味のある方はご一緒しませんか?

ご興味のある方は、こちらからご参加ください✨✨

人財育成情報配信‼ワンダーイマジニア公式LINEの登録はこちら

Twitter連動企画 テーマパーククイズ‼
Q:
なぜテーマパークではスタッフを『キャスト』と呼ぶのでしょうか?
A:『キャスト』とは、出演者という意味です。テーマパークで働く一人ひとりがこの『キャスト』として、テーマに沿って、演じ切るそんな気持ちで働いています。ディズニーであればその夢の国に登場する素敵な存在になりきろう!お客様に喜んでいただこう!と演じ切るからこそ本物の感動につながるのではないでしょうか😊



いいなと思ったら応援しよう!

日本の現場を変える!ワンダーイマジニア今井千尋
宜しければサポートよろしくお願い致します!ありがとうございます!