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この人が好き(漫画家)

私は英語教室と同時に
図書室も運営している。

生徒にはあまり話していないが、
貸し出している2000冊の本と
同じぐらい漫画もある。

生まれ育った家庭も、
現在の家庭も、
とにかく漫画愛好者
だらけだった(+現在進行形)。

ある日のこと。
いつものごとく
夫が漫画を買って
帰ってきた。
『テルマエ・ロマエ』
の1巻。ローマ人が
タイムスリップして
きて日本のお風呂
文化を学ぶ、という
斬新すぎる設定に、
ライオンキングの
シンバ並みに
うぉーーっと興奮した。
読んだら面白すぎて
夢中になった。

やがて、
ヤマザキマリさんの
他の漫画やエッセイも
読み、『テルマエ・ロマエ』
が誕生した背景や理由を
理解するようになった。

ヤマザキさんは、
ご自分についても、
アートについても、
古代ローマについても、
実に多くを語る。

ご本人がよく
おっしゃっているが、
「みんな信じて
いないもしれないけど
話を盛る余裕がない
ぐらい、全部ほんと。」
というエピソードの
数々は、予想外が
予想外を生み、
やがて強烈な
パワーを帯びて
彼女の生きる糧
となっていく。

ヤマザキさんの
「こんなことがあっても
まっ、なんとかなる。」
精神は、この2020と
2021を生きる上で
私には必要だった。
支えられた。

ヤマザキさんは、
人として分厚く
(おかしな形容の
仕方ではあるが)、
人や場所によって
変化することなく
常にフラットに話を
される方だ。

きっと、ご自宅で
飼われている
ネコとカブトムシと
金魚に対しても
同じくフラット
なのだろう。

私は、そういう人に
とても惹かれる。
自分もそうありたいと
切に思う。

会ったこともないが、
ヤマザキマリさん
存在してくれてありがとう。
表現してくれてありがとう。
と、言いたい。


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