こそだて・息子に聞いてみた(番外編)
『I love you のストローク』
過去のブログより。
6年前の私は
こんなことを
書いていた。
息子・思春期時代。
娘、今、ここ!
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たまには、
子育てのことでも
書いてみようかと。
中学生の母として、
最近思うこと
などをつらつらと。
息子、14歳。
生まれてから数年は、
彼の命を守っていく
ことに一心不乱。
体のすみずみ
(鼻の穴とか、
ちいちゃな
ゆびの爪とか)
まで知り尽くして、
毎日おんぶに抱っこ。
歩けるように
なったら、
どこへ行くにも
お手々つないで
ときに抱っこ、
そしてまたおんぶ。
互いの体温を感じて
生きてきた日々は、
自分の中にこんな
感情や力があったのかと、
様々な場面で気づか
されたかけがえのない
ものだった。
時は流れ、息子の
世界は四季を経るごと
に大きく広がっていき、
話す言葉も、
見える風景も、
私と重なるものと
重ならないものが
出現してきた。
今は、息子が
何語を話しているか
(完全に日本語だが)
わからないこともある。
彼の中に、大人には
計り知れない世界が
着々と出来上がって
いることもわかってきた。
無邪気なときもあれば、
唐突に「揺れ」を示して
自分で自分に戸惑って
いる。そんな中学生。
その「揺れ」に対して、
私も同じように「揺れ」て
しまうこともあるし、正直
カチンときたりうなだれて
しまうことも多々ある。
かつて14歳だった自分
だって、そうだったはず
なのにね。
身長も体重もすっかり
抜かされた今、私が
おんぶされることが
あっても、彼をおんぶ
することはもう
ないだろう。
そういったこと
一つ一つに
ちょっとずづ
傷付いて、寂しさを
耳のうしろあたりに
ふわふわと感じている
のだけれど、
本当はわかっている。
彼が、「親離れ」して
いっているということ。
だから、こちらも少しずつ
「子離れ」だということ。
「ああ、言いたいな。
ああ、関わりたいな。」
の、気持ちを、ほんの
ちょっぴり一呼吸させて
みようと思う、中学生の
母時代の到来だ。
できることは
ただ二つ。
彼が近づきつつある
「大人」時代を生きている私が、
「この人生でよかった!」
と思える生き方をしていること。
それを、一緒に生きながら
感じてもらいたいと思う。
そして、赤ちゃん時代と
変わらず、たとえすね毛が
生えても、「揺れ」が
激しい状況でも、
「I love you」だという
肯定的なストロークを
あらゆる形で投げ続けること。
大いにもめて、真逆のものを
互いに投げつけてしまうことが
あっても、必ずそこに戻って
いけるように、繰り返し伝えたい。
息子にも。娘にも。