自分的アントレプレナーシップ
【アントレプレナーシップ】
不確実な未来に対して自分の身の回りにある限りある資源を活用しリスクをとった上で自分の気持ちに対して一歩踏み出す勇気のこと。
僕が所属しているゼミでは、数校の高校に出向き大学生が高校生相手に商業に関する授業を行う“コラボ授業”という名のプロジェクトが活発的に動いている。僕も昨年から(女子商業高校にてコラボ授業を行っていた)このプロジェクトには参加させていただいているのだが、どちらかというと教壇に立つよりも教壇に立つメンバーのサポーターとして働いていた。当時の自分の中では「サポートだけで満足して良いのかな…」とモヤモヤしていた。それから月日が流れ今年の6月頃「新たに飯塚高校(夏の甲子園に2度福岡代表として出場している野球強豪校&バカリズムさんの卒業校として有名)でもコラボ授業を始めるから参加しないか?」とお声掛けをいただき、自分の実力を試したい気持ちも高まり二つ返事で参加をお願いした。ちなみに僕は1年生の担当を任された。
そんなこんなで第1回のコラボ授業日を迎えたのだが、この日僕は大学の講義と被ってしまいお休みをいただいた。ちなみにコラボ授業は同じ1年生担当のメンバーにお願いし楽しい授業を展開してくれた。
それから1か月後…第2回コラボ授業日を迎え遂に僕の初登壇。約1週間前から準備を始めて本番に挑んだ。今回の授業内容は「利益・コストパフォーマンス戦略・差別化戦略」を高校生に理解してもらう。僕たちなりにアイデアを絞り出し、分かりやすく楽しい授業を目指した。そしてもうひとつの僕自身が設定した裏テーマとして「最悪理解をしなくても授業に興味を持ってもらう」を掲げた。因みにワークシート作りなどは同じチームメイトが作成してくれた。本当にありがとう。
さてここからは授業中に感じた事を。
まずは一言。「高校生に興味持ってもらうのは本当に難しいぃぃぃ…」当たり前の話だが、こちらが面白いだろうと提供した事も高校生からしたら「はぁ…」程度なので授業をしながらだんだん「ねぇ。こっち見てよ。僕に興味を持ってよ。」というメンヘラ女の子みたいな心情になってくる。お恥ずかしい…
授業内容も噛み砕きに砕いて興味を持ってもらう為にも難しい表現や言葉を一切使う事無く出来るだけ彼ら彼女らに合わせた。
また、差別化戦略を説明する際に紹介したSONYのウォークマンシリーズについてもただ紹介するだけでは無く音楽の歴史に触れながらいかにウォークマンが画期的な商品なのかを説明した。しかもレコード盤とカセットテープ📼を持参して「音楽は外に持ち出せる物ではなく屋内で聴くものだった」というなんとも脱線じみた補足をしながらバックグラウンドも分かりやすく解説した。この説明時だけは高校生達も少し興味を持って話を聞いてくれたので、ほんの少しだけニヤつきながら授業したのを覚えている。自分自身がアホだからこそ分かりやすい授業をしたいという思いが伝わったのではないだろうか。
高校生相手に楽しんで勉強をして欲しいという思いが僕の背中を押してくれて実現した結果アントレプレナーシップの偉大さと面白さを自分自身が学べた素晴らしい1日となった。
さてさて…1ヶ月後にある次回の授業準備を始めますか…早すぎか笑
それではまた✋grazie!!