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乗るはずの電車が消失したのでめちゃめちゃ優しくしてもらった話
電話の声「あー、エットデスネー、今日の電車、なくなったみたいデス」
わたし「えっ」
マニアというほどではないんですが、旅に鉄道での移動を取り入れたがる傾向にあります。
そして中央アジアあるあるで飛行機や鉄道が当日突然運行中止になる、というのは聞いていたんですが、いざ自分が遭遇するとびっくりするものですね。
ウズベキスタンを旅する際、タシケント到着からの→ブハラ→サマルカンド→タシケントの移動を電車でやろうって思いたち、ウズベク語もロシア語もわからないのにガイドもつけず(旅行代理店でフリーツアーという名の鉄道チケット手配はやってもらいました)勢いだけでのりこめー。
タシケント→ブハラは何の問題もなく、朝ごはん付きの快適席(多分ちょっといい席)での移動。薄甘いお粥もおいしくたいへん良い旅路でした。
…箱席の向かいの席におじさん2人が座ってて若干気まずかったことを除けば。
しかし問題はブハラ→サマルカンドの移動日。
早朝というよりは深夜と言っていいであろう午前2時過ぎ、旅行会社が手配してくれたお迎えの車で駅に向かうわたし。
ドライバーのおじさまは親切で、わたしのスーツケースを駅入り口手前まで持って来て下さった。ありがとうありがとう。
ウズベキスタンの鉄道は駅の入り口でチケットとパスポートのチェックを受けるのですが、係の人がわたしのチケット見て何か言っている。しかし私には何を言っているのかさっぱりわからない。
トラブルがあったことだけはわかるので、慌ててさっきわたしをここまで運んでくれたドライバーのおじさまを捕まえて何を言ってるか聞いてもらう。
なおこのドライバーのおじさまは英語が話せないので、聞いてもらったところでわたしに伝える手段がなく、困って旅行会社の日本語が話せるガイドさんに電話。
繰り返しますが早朝というよりは深夜の2時。
ガイドさんごめんね、わたしの担当じゃないのに…。
そして冒頭の会話になるわけです。
終わってしまえば面白い旅の思い出になりますが、トラブルジャストナウの時は焦る焦る。でもこういうトラブル、現地では日常かつ慣れたものなのか、みなさん異国で震える極東からの旅人にとても親切にしてくれる。
こんな時間でも冷静に代車の手配をしてくれたガイドさん、しょんぼり戻ってきたわたしをさっきまで使ってたお部屋に通してくれて、迎えの車が来るまで休ませてくれたホテルの皆様、この時間に突然ブハラ→サマルカンドの運転をねじ込まれたのににこやかに対応してくれたドライバーさん。
ホテルは早朝発で朝ごはんが食べられないわたしのためにお弁当まで用意してくれたんですよね。やさしい。
そしてサンドイッチも果物もおいしかった。
ウズベキスタンいい国だな。
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