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\毎日をもっと大切にしたくなる物語/

わからない言葉や知りたい情報はネットで検索する毎日ですが、物語だけは、紙の書籍で🔖栞を挟みながら、ゆっくり読み、戻って読み、また読みたくなったら繰り返し読み。
一人の世界に入るのも好き。誰かと感想を言い合う「読書会」も好きです。
物語の中に、食べ物が色々な意味合いを込めて登場したりして、物語の展開を匂わせたりする描写があったりしますよね。そんな物語は特に大好きです。

今日、ご紹介したいのはこちら。
小川糸さんのライオンのおやつhttps://amzn.asia/d/6zVnEnQ

2020年本屋大賞エントリー作品

余命僅かな主人公が人生の終末を、海の見えるホスピスで過ごすことに決めるところからの物語。ホスピスでの毎日のくらし、食事、素敵な出会いを通して生きることと食べることが、繋がりをもって描かれています。
ネタばれですが、主人公が最期に食べたいと願う食べ物は、六花亭のバターサンドのことでしょうか。その描かれ方も、北海道民なら、なんだか身近に感じてしまいます。
マドンナが毎日作ってくれる様なお粥を、私も作ってあげられる仕事がしたいな♪と考えながら、何度も読み返したくなる1冊です。
ささやかな幸せや日常の暮らしを、もっと大切に感じ、味わいたくなる1冊です。