【LA】ライターやアナウンサーを経て起業へ【THEWAY 帰国者編】
WOMENCANFLY.COの連載企画「THE WAY」では、これまで海外で暮らす素敵な女性をご紹介してきましたが、今回は、日本を飛び出し、海外で暮らした経験を日本帰国後に生かしてさらに輝く女性をご紹介いたします。
海外帰国者編!
第1弾としてご紹介するのは、アメリカ・ロサンゼルスでの留学・就労を経験し、日本で活躍する三浦マキさんです。
大学在住中から数々のメディアでアナウンサーやレポーターとして活動する傍ら、『CLASSY.』等人気女性ファッション誌でライターとしても活動開始。その後、拠点をロサンゼルスへ移し、ハリウッドでもアナウンサーとして幅広く経験されます。LAに約3年間滞在した後、シンガポールを経て、2014年に日本へ帰国。 現在は東京にて、PR会社(株)MAKILAを起業し多忙な毎日を送られています。
LA留学を経て東京、海外での経験がすべて役立っているというマキさんに海外生活、日本帰国後の活動について聞いてみましょう!
渡米を思い立ったのは、わずか3ヶ月前
LA留学を思い立ったのは、渡米からわずか3ヶ月前。ある日ライターの仕事をしていた時に、「英語がもっとできたら、海外の雑誌の特集記事のネタを参考にできるのになぁ」と思い、本当に、突然行きました。LAを選んだのは、暖かくてハリウッドがあるから(笑)。根拠は何もなかったけど、ハリウッドに行けば、そこで仕事ができると信じていました。
もともと両親の仕事の関係で幼い頃に海外に住んでいたこともあり、海外に行くことに抵抗はありませんでした。むしろ、両親もオープンな性格で、外国の方が家に遊びに来ることも多かったので、海外は常に身近な存在でした。
ロサンゼルスに来てからは人のご縁でお仕事を紹介していただき、日本と同じアナウンサー業を開始することになります。ハリウッドの上空を飛行機で飛んで取材するなど、本当に貴重な経験ができました。
LAでの生活
なんといっても、LAの天気は最高!!!毎日スカッとした青空が広がっていて、悩みなんて空を見上げながらビーチで寝っ転がるだけでどこかへ行きます。
最初は毎日遊び呆けていました。学校がビバリーヒルズの真ん中ということもあり、買い物ばかりしていた気が……。ですが、途中から「これではダメだ」と思い、日本語は一切話さないと決め、彼氏は外国人に。
アメリカ人の女の子たちと一緒に住み、週末はサンタモニカでビーチバレーをしたり、OCやマリブの方へ車を走らせてお買い物やドライブをしたり。 ハウスパーティーやクラブでのPartyにもよく参加していて、とにかく毎日が楽しかった記憶しかありません。
そして、LAの人の適当さが心地よい。良いところでもあり、悪いところでもあるけれど、この適当な人間関係が私にはちょうど良かったんです。
おかげで、小さいことで悩むことは一切なくなりました。何かあっても、とりあえず良いお天気なだけで幸せだと思うようになれました。
英語力について
渡米後半年、友人たちにも恵まれ、英語はノリで話せるようになりました。けれど、「英語は勉強したら確実に伸びるよ」と友人に言われたことをきっかけに、改めて勉強を始めました。
語学学校の授業前にカフェで英字新聞を購入し記事を読んだり、授業の後にはオリジナルの単語帳をつくったり、せっかくの留学を無駄にしないためにもとにかく努力しました。
LA留学中は、一度も日本語の記事を読んだり日本の音楽も聞いたりしていません。当時は日本人に話しかけられても英語で返していました。嫌な奴ですよね(笑)。
1番楽しく続いたのは、好きな洋楽の歌詞を全てノートに書き出し、その文字を見ながら音楽を聞いて、発音の練習をすることです。
当初はアメリカの大学へ通おうと思っていたのでTOFEL82くらいの英語力をつけ、現在は日常生活や仕事でも支障ない程までになりました。
*TOEFL(英: Test of English as a Foreign Language ,トーフル)は、アメリカ合衆国のNPOである教育試験サービス (Educational Testing Service; ETS)が主催している英語のテスト。英語圏の高等教育機関が入学希望者の外国語としての英語力を判定する際に用いる。0-120点のスコアとして判定され、満点は120点である。
海外生活で得たもの「自分の1番のファンは自分」
ロサンゼルスに来て、自分に自信をもてました。そして、自分自身に対してだけでなく、周りの人にも素直に「好きだ」と言えるようになったんです。
「自分で、自分のことを大好きと言っていい」
アメリカ人とルームシェアしていたとき、ぽっちゃりした体型の友人が人の目を全く気にせずビキニを着ていたり、すごく大きなお尻の友人がピチピチしたデニムを履いていたり、みんなそれぞれの体型で「自分最高!」と生きている友人たちがとても素敵で、自分のことももっと好きになってあげようと思えました。
日本にいるときは、なかなか自分で自分のことを褒めたり、認めたりしてあげにくいもの。でもアメリカに来たら、自分に自信がない人は取り残されていきます。むしろ声を大にして自分を褒めていいんだ!と目からウロコでした。
海外生活で得たもの「夢を言葉にしていく」
留学中は、毎日ブログを書いていました。LAの可愛いスポットや留学中の経験を自分の記録として残しておきたかったのと、今後留学する方のプラスになればいいなぁという思いで始めたのですが、ブログを参考にしてくださる方が増え、最終的にそのブログは書籍化しました。
LAでも、日本での活動をきちんと言葉にしていたので、人のご縁で仕事のチャンスが巡ってきました。アメリカで実感したのは、言葉にして動いていけばどんな夢だって叶うということ。
夢は言ったもの勝ち。まず自分で、自分のことを好きになる。そして夢は言葉にして、自ら発信していく。アメリカでは、とにかく自分の言いたいことはハッキリ主張しないと、もはや透明人間のようになってしまいます。
やりたいことに対して貪欲に、自らの手で運命を動かす強さを身につけること。何事も、きちんと主張する。そんな大事なことを教えてもらいました。
今の強みはこのストレートな愛情表現と、思い立ったらすぐ行動できるフットワークの軽さです。
LAが楽しすぎて帰国を決意
帰国を決めたきっかけはLAが楽しすぎたから。ただ本当にこれだけです。LAにいようと思えば永遠に住んでいられたけど、毎日が楽しすぎて、脳みそが溶けてしまうくらい最高の日々だったので。
20代のうちに真剣に死ぬほど思いっきり忙しく仕事をバリバリしたい!という想いが強くなり、その後新たなステップを踏み出すために日本へ帰国しました。
海外に行っていなかったら、多分東京のキラキラした生活を続け、20代半ばでそれなりの人と結婚して、いわゆる日本人らしい結婚生活をしていたかも? そして、やりたいことを永遠に探し続け、「何者かになりたい」とずっと渇望していた気がします。
現在はアナウンサー及びweb小説家としてさまざまなメディアで執筆活動をしながら、PR会社を経営しています。アナウンサーとライターは留学前からしている仕事ですが、PR会社を始めたのは、友人に「PRっぽいね」と言われたのがキッカケです。
SNS専門のPR会社なのですが、実はLA留学中に書いていたブログがバズり、SNSに強かったというのが設立の基盤となっています。
海外での経験と語学力を生かして
帰国しPR会社を起業した当初はゼロからの出発だったので、かなり大変でした。ですが、ライバル企業もいるなか、海外関連の案件が多く、英語が話せる強みもあり、仕事やご縁を得ることが出来ました。現在は仕事も安定し、クライアントさん達にも恵まれ、毎日本当に楽しく仕事をしています。
またLA留学時に書いていたブログがきっかけで、今のSNS関連の仕事に必要な人脈やスキルが自然に身についていたのは本当にラッキーだったと思います。
日本と海外での働き方の違いは、日本だと言いたいことをハッキリ言うと敬遠されることがあるということ。できるだけ言葉を選びながらクライアントさん達と接するようにしています。
今後のキャリア
将来はもう一度アメリカに戻って会社を設立し、日本とLA、そしてヨーロッパ界隈の3拠点で生活ベースを整えたいと思っています。
日本も大好きな国なのですが、人生における選択肢が多いって素晴らしいこと。そのために日々の仕事に向き合いつつ、今後はメディア露出を増やしながら、私が関わった仕事をきっかけに、ひとりでも多くの人に「海外っていいな」と思ってもらいたいと思っています。
「とにかく言葉が好き。人の心を動かす仕事がしたい」
アナウンサーもライターも、言葉を形にして伝える職業です。自分の言葉を形にし、日本に対する意識や好意的に思ってもらえる値を上げ、世界の中で日本のレベルをもっと上げていくのが最終目標です。
ー最後にー
将来海外に行こうと考えている人に、何か伝えたいことはありますか。どんな言葉をかけますか?
「海外に行ってよかった」なんて一言ではおさまりきれないくらい最高でした!
もし迷っている人がいれば、少しの勇気をもって、思い切ってその扉を開けて欲しい。だってその先には最高に輝く未来と、楽しい人生が待っているはずだから!
日本を飛び出し、海外で強くたくましくレベルアップし、人のご縁にもっと感謝して帰国したマキさんが東京で活躍しています。
今後のマキさんのご活躍が益々楽しみです。
この記事は、WOMENCANFLY.COのウェブサイトに掲載した記事の転載です。こちら(THE WAY)から、他の記事もご覧いただけます。ぜひ覗いてみてくださいね!
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Women can fly.
Much love, xxx
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