自分のキャリアの判断基準を持つ
前回の記事の続きです。
前回の記事で、管理職として周りから見ると活躍しているように見えている人であっても、キャリアの未来に悩んでいる場合がある。というお話をしました。
彼女へコーチングさせていただいた結果、
・これまで培ってきたスキルや強みがたくさんある
・仕事を辞めて子供との時間を増やすことは子供の為と思っていたが、子供と話してみたら「忙しく働いているお母さんがお母さんらしい」と言われた
・更に上のキャリアの打診を受けることは、後進の女性の為と思っていたが、自分にとってどういう意味があるかをじっくり考え直したい
となり、今辞めることはしないという結論になりました。
ただ、管理職といってもプレイングマネジャーになっていたので、
・もっと周りに任せられるようにし、上の視野に立ったマネジメントに変える
・経営の視点を加える
といった仕事のやり方の課題も見えてきました。
仕事は辞めないが、取り組み方を変える!
1.子供との時間については、
子供と夫と話し合って、接する時間はそれほど増えない代わりに、中身を濃くすることにした。
〇英会話、ヒアリングを教える
〇1日30分は、必ず話す時間を取る(1日の出来事や未来のこと)
〇週末は家族で一緒に行動する時間を設ける
2.仕事のやり方については、
・部下に任せる範囲を増やす
・1on1ミーティングを導入して、部下の得意なことや、今後のキャリアについてきめ細かく把握し、伴走する(部下の強みがわかると仕事が任せやすい。キャリアの方向性を把握できていれば、今後の仕事の任せ方が変わってくるから)
・経営の視点を入れるために、イーラーニングで学ぶ時間を確保する
これまでのように目の前のことをただこなすだけではなく、
こうなりたいという目標を決めて、それに向けて必要なことをやっていくようにしようと決めたようです。
こう決めてどう思いますか?と聞くと、
「まだ行動したわけではないが、道がぼんやりとだが見えて、自分ならばやれる気がしてきた」とのことでした。
一度時間を作って、自分の振り返りをするのは大事ですね。
篠田寛子
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