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人生折り返しました!たぶん。

「パーソナリティの土門です」

そんな言葉を公共の電波にのせる日が来ようとは、思ってみなかった。

近年、音声メディアの活躍が取り沙汰されている。
私も毎日Voicyを聴いているし、clubhouseラジオトークも楽しんでいる。
所謂「ながら聴き」が現代の目や手が忙しい人たちにウケている、というのは言わずもがなで、かく言う私も、運転中や作業をしながら聴く事がほとんどだ。

私は別にアナウンサーでもDJでもなく、普通の会社員なんだが、ラジオにはちょっとした思い入れがある。

学生の頃、名古屋大学の学生を中心とした「中日本学生放送連盟」というサークルに所属していた。私は特にどっぷり浸かっていた部員で、「アナウンス研究会」「技術研究会」「プロデュース研究会」と3つ全てに入っていた。
とは言っても、一番力を入れていたのはプロ研(プロデュース研究会)で喋る方はあんまり頑張っていなかった。
ただ、高校時代から放送部だったので、発声練習や朗読の練習などは好きだった。 

一緒にどうぞ!


アメンボ赤いなアイウエオ
ウキモニコエビモオヨイデル
柿の木栗の木カキクケコ

あの竹藪に竹立てかけたのは竹たてかけたかったからたてかけたのである

赤巻紙青巻紙黄巻紙

瓜売りが瓜売りに来て瓜売り残し
売り売り帰る瓜売りの声

上手に言えましたか?
私はめちゃくちゃ苦手だ。
何故なら「噛み噛み大王」だからである。

仕事で大勢の前でセミナーや、商談をしている時も平気で噛む!簡単に噛む!
噛むのが当たり前だから、へこたれない!
5,000万円を500円と言ってしまうような、「言い間違い」も得意だ。
ただ、さらっと訂正してみせる。
笑顔と愛嬌はこんな時に使うのだ(恥💦)

そんな私がラジオのパーソナリティである。

「鈴鹿ポイントゲッターズのらじお」

今までも違法電波に乗ったり、ラジオのゲストで出た事はあれど、ちゃんとしたパーソナリティは初めてだ。
一体、パーソナリティって何なんだ。
パーソナリティって面白いの?
パーソナリティって美味しいの?

なんだかよく分からないまま始めたラジオなんだけれど、楽しい。これが楽しいのだ。
こんなノリでいいのか?と思うのだけれど、頑張っている人の事を伝えたり、インタビューしたり、突っ込んだりしながら、人の魅力を伝えるのが大好きなのだ。

お陰さまで、私自身を褒められる機会も多い。
ただ、いつまでも慣れない。
もちろん嬉しい。嬉しいんだけど、褒められるとむず痒い。早く話題を変えたくなる。
謙遜したり、自虐ネタを出して笑いに変えたくなる。(褒められてどんな返しをしたらいいのか、誰か教えて欲しい)

なので、私は人を褒める方が好きだ。
あ、違うな。褒めるというより、その人の魅力を他の人に知ってもらう瞬間が好きだ。
ほら、「あのお店いいわよー」ってやたらと宣伝するおばちゃんいるでしょ?
そんな感じ。
凄い人、可愛い人、頑張ってる人、優しい人、賢い人、そんな人たちを応援したいし、みんなに知って欲しい。
知ってもらったからと言って、私に何かメリットがある訳じゃないんだけど、自分が褒められたくらいに嬉しくなる。

ちょっといい人ぶって感じ悪い。
そういう事もあるかもしれない。
偽善者なんて言われても、そうかもな、とも思う。
でも、私の大好きな人たちの魅力を伝えて、「すごいね」って言ってもらうのが私の生き甲斐(ライフワーク)なのかも、と最近思い至った。

88歳まで生きると仮定したら、人生の折り返し地点の今年、ここに気が付けた事がとても嬉しい。

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