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キラキラ✨ひかる 090_20240523

浪花節だよ家族ってもんは(その3)

このnoteにはほとんど登場してこない父

母はしょっちゅう登場するからうぉんのすけは父親よりも母親の方が好きなのかと思われている方もおられるだろう

私はファザコンである

父が登場しないのは、父が自己主張をするタイプの人ではないからだ
私が母に完全に似なかったのは当然ながら父のお陰である

祖父と母はソックリ
私もソックリ
弟もソックリ

全盛期は強い人が4人もいた
その中で父と妹が肩身の狭い思いをしていた

私は嫁いで多少丸くなった
うぉんばっとの夫の影響が大きい
20代では考えられないような「穏やかさ」が身についた

先日から続いている「弟が家を買おうとしている」話であるが、
それに伴い「実家をどうするか問題」について、
あの無口な父が意見したというから驚きだ

母が「どうせ誰も実家のことなんか気にしちゃいない。お父さん、私たちでもう終いだわ。私たちがどうにかなる前に早く処分してしまおうで」と言ったところ、意外にも父はそれに反対したらしい

「うぉんのすけや妹の実家をもう少しこのまま残しておいてやりたい」と

あの子らが気兼ねなく帰ってこれるこの家をもうちょっと2人で守ってやりたい

母から聞かされた時は涙が出た

私は年に1、2回帰省する
今年は帰れないかもしれないが、私は実家(地元)が大好きだ

私が帰省するたびに、1ヵ月前から庭の木の剪定、草取り、障子張、家全部の掃除、布団ほし、旅館かよって思うくらいに綺麗にして迎えてくれる

それが両親の流儀だ

実家を綺麗にして迎えてやりたいという娘に対する愛情だ

弟が今住んでいるところ(県外)に家を買い、実家には住まないという選択をしたことによって、娘2人の帰る場所がなくなることを心配してくれた父

現実問題、高齢者2人による実家の維持は厳しいだろう
どちらかの健康状態が悪くなれば施設に入ることも免れない
子ども3人が離れて暮らす中、実家での介護は不可能だからだ

だから皆分かっている
そして受け入れている
実家はもうすぐなくなる

だけど「帰る家を守ってやりたい」と言ってくれた父には感謝したい

その気持ちだけで十分なんだよ、おとうちゃん

ありがとう

時代遅れと笑われてもいい
私は私の生まれてきた時代をこのまま生きる
私が育てられた時代を否定するつもりはない
50歳には50歳の生き方がある

浪花節だよ、家族ってもんは

おわり

<1年前の”ほのぼの日記”> 
そっか、昨年の今頃、加藤先輩が来たのか。note日記、記録便利(笑)
加藤先輩は今年仕事に復帰して、何とか頑張っているようだ。


タイトル画像は、はそやmさんの作品です。「キラキラ✨ひかる」シリーズのために、ボルダリングをするうぉんのすけ、子ども支援をするうぉんのすけをイメージして、オリジナルのものを提供してくださいました。はそやmさん、本当にありがとうございます💗


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