キラキラ✨ひかる 088_20240521
浪花節だよ家族ってもんは(その1)
先日、家のことで実弟と口論になったと書いた。
簡単に言えばこうだ
弟が家を買おうとしている
私が「・・・ということは実家にはもう戻らないってことだよね?」
と尋ねた一言にカチンときたらしい
弟が自分で家を持つ
これは姉として当然喜ぶべきことである
よくぞ成長してくれた
親のすねかじりよりはよっぽど褒められるべきことである
それなのに私は「おめでとう」を言えず、最初に「弟が実家に戻らないという現実を突きつけられた両親の気持ち」を慮ったのだ
私は嫁に行き、妹は嫁ぎ先で家も建てた
そして弟も家を買おうとしている
実家は両親の代で終わりだ
私は冷静にそれを確認しただけのことだった
でも弟は「最後の砦」をやぶった自分が責められたように思ったのだと思う
姉に責められたという苛立ち
でも私はそんなことはこれっぽっちも思っていなかった
それでも先に「おめでとう」と言ってやれなかったことが悔やまれる
母と私はとても似ている
内心では諦めているのにも関わらず、とりあえず現実を確認したくなったのだと思う
最近「お金の学校」「お金の教育」「お金の勉強」と「お金」「お金」「お金」の話題が尽きない
なぜ家庭でお金の使い方、貯め方を教えてこなかったのか
そもそもお金というものはどういうものなのかを学校で教えるべきではないか
「金融教育」の必要性が叫ばれている
私自身、お金のことを学んでこなかったから、自戒の念を込めて、そのことを否定する気はない
むしろ必要なことだと思う
でも私は小さい時に
「お金は大事に使いましょう」
「無駄遣いをしないように」
「お年玉は計画的に使い、残ったらちゃんと貯金をしましょう」
「お金は人のために使いましょう」
「生きた金を使いましょう」
「借金をしてはいけません」
「人の保証人になってはいけません」
「印鑑を大切に管理しなさい」
と基本的なことは家で教わった
祖父からお金がどんなに恐ろしいものなのか、実例もちゃんと聞かされて教えてもらった
借金して家を失った友人がいる
友だちの保証人になったばかりに自分も破産してしまった人がいる
金融教育の時代を受け入れてもなお、私は家庭で教えるべきことはもっと大事なことがあると思っている
親を大事にすること
兄弟を大事にすること
友だちづきあいを上手にすること
助けてもらったらちゃんとお返しすること
人には親切にすること
世の中のために少しでも貢献すること
一日一善
弟は一生懸命、自分が家を買うことのメリットや父親としての責任感を主張していたが、私はただただ「それは親が自立し、今の家を守ってくれていることからできること」に感謝する気持ちを忘れてほしくないと思っただけだった
母も同じ
自分(子ども)たちが育った家を忘れてほしくない、という気持ちだろう
現実社会をみれば、弟の選択は間違っていないと思う
一家の主として男気を見せ、愛娘のために家を買いたいと思う
そのことはとても尊い行動だ
父親としてしっかりと家庭を築けている、と思う
世の中金だ、という人もいるかもしれないが、
あたしゃ、やっぱり家族だと思うんだ
家族は金では解決できん
「浪花節」なんだよ、家族ってもんは
明日につづく・・・
<1年前の”ほのぼの日記”>
おーーー恋バナ!なつかしいなぁ。彼は今どうしているだろう?
<2年前の”つれづれ日記”>
自分の性格を分析している。私は二重人格なのか?いや、ただのコインの裏表なだけだと思う
タイトル画像は、はそやmさんの作品です。「キラキラ✨ひかる」シリーズのために、ボルダリングをするうぉんのすけ、子ども支援をするうぉんのすけをイメージして、オリジナルのものを提供してくださいました。はそやmさん、本当にありがとうございます💗
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?