米大統領選のアノマリー
米大統領選のアノマリーについて。
まずは米大統領選の結果等で分けたS&P500の年間の値動きは以下。
![](https://assets.st-note.com/img/1725367450-6hGpJK18bcMlmRFvNrEBCWes.png?width=1200)
これを見ると与党が勝った年(緑線)は年初から調子が良く、負けた年(赤線)はそうでなかったように見える。やはり景気が良い時は与党に有利ということか。
あとは8/29の楽天証券のセミナーで広瀬隆雄氏が仰っていた内容も確認できる。
・与党勝利 → 7月に下押し&秋相場に深押し無し。
・与党敗北 → 2,3月と秋に下落。
4月に入るあたりから下がっているのも含めて、確かに今年は今のところ与党勝利(緑)のパターンをなぞっているように見える。
なお、今年のように現職大統領が再戦を目指さなかったケースが紫線。1928年以降の発生回数は3回のみなのでサンプル数は少ないのだが、紫線の動きだけを見ると前半は与党敗北パターンで後半は与党勝利のパターンと言ったところか。
なお、その3回の個別の動きをチャート化したのが以下。ご参考までに、1928年の選挙結果は与党勝利、1952, 1968年は与党が負けている。
![](https://assets.st-note.com/img/1725367564-tynesz7NdvEZ8K9j62HpchaX.png?width=1200)
話を戻して、全体の大枠は2020年以降のデータに絞っても変わらない。あえていうと、緑線は9月は上昇するものの10月にいったん戻っている。
![](https://assets.st-note.com/img/1725367624-HOowzIuaLJvBEkVY40ngSf2l.png?width=1200)
緑線の与党の勝った年に該当するのは2004年と2012年。2004年はブッシュ再選、2012年はオバマ再選の年で9月以降のそれぞれの動きは以下の通り。背景の深追いまではしないがどちらも9月10月は同じような動き。
![](https://assets.st-note.com/img/1725367640-Ev76cZgjBSpsPhGKn09dFJOr.png?width=1200)