米大統領選のアノマリー

米大統領選のアノマリーについて。
まずは米大統領選の結果等で分けたS&P500の年間の値動きは以下。

前年度末の終値を基準とした252日先(≒1年間の営業日数)までの値動きの平均

これを見ると与党が勝った年(緑線)は年初から調子が良く、負けた年(赤線)はそうでなかったように見える。やはり景気が良い時は与党に有利ということか。

あとは8/29の楽天証券のセミナーで広瀬隆雄氏が仰っていた内容も確認できる。
・与党勝利 → 7月に下押し&秋相場に深押し無し。
・与党敗北 → 2,3月と秋に下落。

4月に入るあたりから下がっているのも含めて、確かに今年は今のところ与党勝利(緑)のパターンをなぞっているように見える

なお、今年のように現職大統領が再戦を目指さなかったケースが紫線。1928年以降の発生回数は3回のみなのでサンプル数は少ないのだが、紫線の動きだけを見ると前半は与党敗北パターンで後半は与党勝利のパターンと言ったところか。

なお、その3回の個別の動きをチャート化したのが以下。ご参考までに、1928年の選挙結果は与党勝利、1952, 1968年は与党が負けている。

話を戻して、全体の大枠は2020年以降のデータに絞っても変わらない。あえていうと、緑線は9月は上昇するものの10月にいったん戻っている。

緑線の与党の勝った年に該当するのは2004年と2012年。2004年はブッシュ再選、2012年はオバマ再選の年で9月以降のそれぞれの動きは以下の通り。背景の深追いまではしないがどちらも9月10月は同じような動き。

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