SNSのタイムラインにこんなものが流れてきたのでちょっとホームブルー(自家醸造)に関して綴っておこうと思います。大事ですよね、ホームブルー。
以前、お金で買えるビール 買えないビールでホームブルーの有無がどういった影響を与えるのかについて書きました。トピックは多数あってそれを全てここでご紹介することは出来ませんが、その一部を上記の本から転載します。なお、同書で私は「作品/商品」を区別して考えていて、お金で買えないビールというアマチュアの作品にコミュニティ(正確に言えば、売り手を含まないファンダム)の源泉を見ています。
さて、それではホームブルーが無いとどういうことになるかを想像してみたいと思います。
その熱量が今や世界中に伝播しているのだから冒頭でご紹介した意見には大賛成です。アマチュアが増えてプロによるビールの消費が減るどころか、リスペクトの対象になってその凄さはもっと広く伝わることでしょう。
しかしながら、法律はそう簡単に変えることが出来ませんから、二面作戦が必要でしょう。まず第一にホームブルー合法化に向けた長期的な行動していくこと。次に、現行法制度下において出来ることを検討し、それを実践していくことが挙げられます。私は前者ではなく後者を採り、仲間との飲み会を企画したり、文章を書いて発表したり、クラフトビール文献読書会を主催しているわけです。この活動がどれほどの意味を持つかはまだ全く分かりませんが、やらなければ何も始まらないのでぼちぼち続けていけたらと思います。
なお、次回読書会は6月23日です。今回は試験的に3部制でやってみます。詳細はこちらでご確認くださいませ。今月はネタが決まっているのですが、ホームブルーに関する議論は近々行いたいと思っています。リクエスト、ご提案があったらお気軽にどうぞ。皆様のご意見ならびにご参加お待ちしております。