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News20241015 キリンのクラフトビール専業事業部設立で改めて考える統計的定義

さてさて、これからどうなっていくのでしょうか。

キリンビールは15日、クラフトビールを扱う事業部を新たに立ち上げたと発表した。これまでは営業やマーケティングなど異なる部署で扱っていたが、1つの組織に集約して新ブランドや商品を開発する。国内のクラフトビール市場は小さいが、高価格でも購入する層が一定数いる。2026年に予定されるビール減税をにらみ、体制を整える。

短い文章の中に大きな矛盾が存在していて、正直に申し上げて何を言っているのか全く分かりませんでした。たとえば、下記です。

クラフトビールは主に中小メーカーが長期熟成など独自の手法で生産するビールだ。キリンによると、国内のビール系飲料市場に占めるクラフトビールの割合は金額ベースで3%弱だ。

中小メーカーとは?独自の手法とは?そして、これらをどう数え、何を分母に割合を算出するのでしょうか。結局プレミアムビールよりも高い価格帯のものをクラフトビールと呼んでいるであって、それ以上でもそれ以下でもない気がしてなりません。そして私はそうではない、いや、そうであってはならないと思います。

定義に関するものとして私が東洋経済オンラインに寄稿したものを貼っておくので是非お目通しください。

また、手前味噌で恐縮ですが、クラフトビールの定義に関する議論についてより詳しいものとして拙著「クラフトビールの今とこれからを真面目に考える本 改」を参照頂ければ幸いです。



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