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指輪の粘土スケッチ

こんにちは
ヲカシナ標本館、館長のニシハラヒビキです🐏

タイトルの通り、近頃はずっと粘土スケッチをしてすごしておりました🛁

粘土スケッチとは文字通り
粘土でスケッチを行うことで、作品作りに必要となる原型への解像度を高めたり、手早く原型を作り上げたり、原型を作る上での課題を見つけやすくなったりするものです🩺

私の場合は平面でのアイデアスケッチをもっとわかりやすくするために行なっています。

紙に描いたアイデアスケッチ🐏
こんな指輪を作ろうかなというアイデアを描きます💍

人によっては粘土スケッチをせずに、平面でのアイデアスケッチのみでいきなり原型を作り上げられる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はどうも慎重な上に立体物ばかり作ってきましたので、平面のスケッチだけでは満足できないのです☁️

手元に実際に出来上がる作品とほぼ同じ形、原型とほぼ同じ作り方でできた粘土スケッチがあれば、かなり安心感を得られますし、問題点が出てきた時や目指すべき灯火が小さくなった時も、立ち戻って自分を見直すことができます🦋

と言うわけで本日は私の粘土スケッチについてお話いたします。
よろしければ最後までお付き合いください。


はじめに

私は繰り返し使える油粘土を使用して粘土スケッチを行います🍞

ある程度こねて柔らかくなったら欲しい薄さに伸ばして、リングゲージに巻きます🌳

この厚みを基準に、粘土を盛ったり削ったりします🍴


ここからは、絵でアイデアスケッチを行うのと同じように、感覚や自分の好きと思う感性を優先して造形を進めます🛁

もう決まっている細工については、何度か粘土スケッチをした後省略することもあります。
けれどもなるべく実際の作品と同じ形になるよう丁寧に作り込みます💍

だんだん形に

だんだんできてきました🐏
盛り付けたり…削ったり…
一旦完成💍

納得がいくまでこの工程を何度も繰り返します💎

宝石を磨き上げるように、自分の中のアイデアがだんだん鮮明な輝きを放つようになる感覚がとても好きです。


できたものたち

結局4つできました。
左から順に1個目、2個目、3個目、4個目…

出来上がると嬉しくなって、ついそのまま次の工程へ進みたくなりますが、そこはグッと堪えて客観的に観られるようになるまで、少し寝かせることもあります🕰️


おわりに

こうしてできた粘土スケッチたち。
制作中のお守りとして私の心の片隅を守ってくれます🐏

今回お話した工程はリング作りの粘土スケッチですので、他の立体物を作る時はリングゲージではなく直接粘土板の上に作ります。
それもとても楽しいのですが、それはまたの機会に…

最後までご覧いただき、ありがとうございます💎
またお会いできますように🛁

ニシハラヒビキ

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