金田一ドラマを見よう 四代目その7


↓ ここから冒頭定型文(毎回入ります)


※『金田一少年の事件簿』初代版を見て金田一にハマった私が、五代目ドラマ放送を記念した“春の金田一祭り”を絶好の機会とし、今までちゃんと見てこなかった初代以外の金田一ドラマを見よう!という自主的な試みです。


初代以外を見るのが個人的なメインの狙いですが…初代も配信されたら、もちろん見たいです!久々だし!
ただ配信スケジュールがタイトな気がするので…現時点からして全部見られる自信がない。
けど頑張ります、なるべく全部見たい!


ちなみにネタバレには配慮してませんので、ご了承ください。
原作やアニメでの話もすることがあります。


↑ ここまでが冒頭定型文






今回は『薔薇十字館殺人事件』について語っていきます。


原作では20周年シリーズ最後の、ちょい話数が長めな事件。


一ちゃんが逃亡中の高遠から連絡をもらい、自分の兄弟姉妹(きょうだい)を守ってほしいという依頼を受けるところから始まる。


なんだかんだ高遠って、一ちゃんのこと気に入っている感があるよね。
…というか、他の探偵(役)に頼むってなると話がゴチャゴチャするし、一ちゃん以上に因縁のあるキャラを今更出すの?ってなるもんな。




この事件での最大の改変。
真壁先輩に、事件関係者の役割を振り分ける!


薔薇が好きって設定とか何それw
これまでの真壁先輩のどこから出てきたの、そのキャラ性。
肩の火傷の痕はまだしも、真壁先輩が高遠の弟候補とか言われてもミスリードにすら感じなかったな。
いや、それはないでしょ…で一蹴よ。


レギュラーや準レギュラー辺りのキャラに、他のキャラの設定を振り分けるのは大人の事情なんだろうけど…あまりモリモリに盛られると、そのキャラ本来の良さとか持ち味を殺しかねないから、慎重にやってほしいものよね~。



皇が薔薇十字館ではデスマスクでしか登場しないのも、たしか原作と違うよね。
これは原作のままの表現だと放送が無理だからってことかな。


でもアレって、ケーキだと思って箱を開けたらデスマスクだった!って展開だから、誰かがパイ投げならぬケーキ顔ダイブしたのかもって思わなくも…それはないか(妙な妄想すみません)




この事件で一番すごいな~と思ったのは祭沢殺しのトリック…というか、あの密室の再現だね。
原作を読んだ時も、手の込んだ面倒臭そうな仕掛けだなと思ったものです。


トリックがわかれば、大したこともないのかもしれないけど…準備とか大変そう。


禅田殺しの方のトリックは…私の頭が悪いせいか、理解しきれてない感があるのよ。
空間認識能力?が低いからか建物の構造を利用したトリックって、いつもワケわからなくなる。
実写で見た時も、なるほどね~って思ったんだけど…改めて思い出そうとすると、どういうことだっけ?ってなっちゃう。


個人的に…数字や数学的要素が強いものは苦手というか頭に入ってこないんだよね。
化学系とかも駄目だけど。


何にしても薔薇十字館に“あかずの間”がある時点でヤバい建物の印象しかないし、何かしらの事件が起きる予感しかないわ。
起きるべくして起きた感ってヤツ!




事件関係者の共通点が、名前と過去の事件との繋がりなのは、わかりやすくてイイ。


関係者の名前は品種名から来ているって設定だけど…真壁先輩の名前は、ありそうでなさそうな絶妙なラインだから選ばれたのかな~と思ったり。


過去の事件に関しては、ボヤ騒ぎから炙り出され、剣持のおっさんと佐木君が来てから本格的に調べて発覚する。


この過去の事件の顛末が犯人の動機になっているわけだけど、なかなかに胸クソなのよ。


今回の事件で殺されている面々に対する…欲に目が眩むと人間は、こんなゲスいこともするんだな~という感想が、まずあって。
それから、事の大きさや不幸に不幸が重なることを予測することの難しさ(目的のことしか頭にない状態だと尚更)についても考える。


決して許されることではないけどね。
他の事件でも似たようなケースはあると思うけど…そういう教訓というか警告的なものを、より感じる描き方だったかな~と。




演じている俳優さんに関して、ちょいと書きます。


ジゼル役を見た時、あれ?この人は最近どこかで見た気がする…と思ったら『駐在刑事』S3に出演されていたかたでした~!
藤井美菜さんね。


見ていた時期が微妙に被っていたので個人的に驚きだった。
ちなみに『駐在刑事』での役名は和泉玲香で、刑事課長という役柄。
役名が何気に金田一っぽいなと少し思ったw


高遠の父を演じたのは、石塚運昇さんでしたね。
声でわかったよ~。
私も声優として知ったけど、世間的にも声優として知っているかたが多いかな。
『ジョジョ』のジョセフ(3部・4部)とか『カウボーイビバップ』のジェットとかが私の中では特に印象的であります。


お亡くなりになっているけど好きな声優さんの一人なので…自分の好きなシリーズに参加されていて嬉しかったり。
金田一のアニメの方は関わってなかったみたいですけどね(私の確認違いだったら申し訳ない)




これが四代目最後の事件で、どう終わるのかな?と思ったら…お馬鹿な終わり方で(ある意味)安心したw
一ちゃんらしくてイイ。


四代目の一ちゃんは可愛らしさや優しさ、コミュ力の高さが自然と出ていて、それらが馴染んでいる感じとかが原作に近かったかなと。
シリーズとしても拒絶したくなるような酷い違和感を与えることはなく、まとまっていたと思うし楽しめました。
色々と突っ込みは入れましたけどw


この機会に見られて良かったし、四代目が作られて良かったなと感じてます。




以上です。






長かった…というか、私が書くの遅過ぎなんだよな(そして毎回この話題である)
もう4月だからね、そのうち五代目のドラマだって始まっちゃうよ。
せめて五代目のドラマが終わるまでには残りの歴代ドラマの記事を書いてしまいたい。
しかし予定は未定、希望的観測。

次は三代目だ!ツルッと書くぞ~。

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