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レンマとの出会い
私が「レンマ」に出合ったのは、2019年京都フォーラムで「公共する世界をつくる/対話・リフレクティング・プロセスとマコトのハタラキ」と題して発題する準備をするなかで、理事長の故・矢崎勝彦氏(元フェリシモ名誉会長)との対話により教示を受けました。
特に原著の山内得立の本とは不可思議な出会いで、とある方(故人)の書斎を訪ねた際に本が目に飛び込んできて思わず「ロゴスとレンマ!」と何かを乗り越えて漏れた声を奥様が聞き逃されず「どうぞ」と預かったもの。元の持ち主は牧師さまです。当時一読しましたら、故人の書き込みやメモが挟んであったりしました。
また前出の京都フォーラムでの私の拙い発表は、西田幾多郎に関する著書を多数書いておられる宗教哲学者の花岡永子先生や、私に「命とは繋がりである」という言葉を授けて下さったユネスコ事務局長顧問などを勤められた服部英二先生などそうそうたる学者先生や禅僧・井上希道老師の前で曝すこととなり、その時の批判がきっかけとなり今もなお私の中でハタラキつづけています。
そして、2023年刊「リフレクティングの臨床社会学」と題された私にとっては第四冊目となる「レンマ」の本が目の前に現れ、現在会読会にて私の中からは出てこない声に耳を傾けながら読みつつあります。
山内得立の「ロゴスとレンマ」も対話之町京都ヲ目指ス上京の会読会にて「私の中からは出てこない声」に耳を傾けながら再読の機会を得られればと思います。
#ロゴスとレンマ