
宋文洲はやばい
宋文洲という、陰謀論者に大人気のアカウントがるんですが、先日はこのようなツイートをしていツイートをしていまいた。

あまりにセンシティブな画像のため、わたしがFAKEという文字とモザイクを追加していますが、実際のツイートでは水着からはみ出したドラゴンボールがはっきりと写っています。
この画像をGoogleレンズにかけてみると、画像にはロシア語と中国語で「欧州選手権200メートルで優勝したオランダの水泳選手」と書かれているようですが、宋文洲は「女子世界チャンピオン、オランダ選手」とキャプションを付けており、この時点でいきなり「ヨーロッパ選手権」と「世界チャンピオン」で食い違いが発生しています。
さらには、この画像の胸に白地に青の十字架が書かれた国旗らしきものが写っているのが確認できますが、これはどう考えてもフィンランドの国旗であり、オランダの国旗ではありません。
オランダの選手がフィンランドの国旗を付けた水着を着ているなど、明らかに不自然でしょう。
もうこの時点で「女子世界チャンピオン」などとした宋文洲のツイートは真っ赤な嘘であることがバレバレなのですが、なぜかこの一瞬でデマだとわかるツイートが4万もいいねを稼いでいるあたりがいかにも
バ カ ッ タ ー
らしいところですね。ちなみにオランダの水泳200Mの世界チャンピオンにトランス女性はいません(2024年現在)。
調べるとこの画像は2008年ごろからネタとして出回ってる画像の様子。
そんな昔にトランス女性がスポーツ参加しているといった事実はないので、トランスジェンダーを攻撃する目的で女子スポーツと全く関係のないジョークをトランスジェンダーのスポーツ選手だと嘘をついているという可能性が極めて高いでしょう。ロシア語と中国語で説明がつけられているあたり、それらの国のプロパガンダである可能性も否定できないと思います。
そもそもこれだけはっきりとドラゴンボールが写った状態で世界チャンピオンやヨーロッパチャンピオンなどなれるはずがないですし、これをマジだと信じた情弱は深く反省してほしいですね。
宋文洲がとんでもないデマを流しているのはこれが初めてではありません。
この手の意識的なデマ工作(宋文洲氏の場合は、頭が悪かったり語学力がなかったりしてファクトチェックできていないのではなく、その情報が怪しいことをよく理解した上でデマを流布している可能性が高い)が通用しなくなったの、最近のツイッターでは数少ないポジティブな改善よな。 pic.twitter.com/wA7yWCQM72
— 安田峰俊 6/10刊『恐竜大陸 中国』角川新書 (@YSD0118) July 7, 2023
こちらのツイートでは全く無関係の動画をフランスの図書館だと言い張ってます。

このツイートでは「亡くなったガザの女の子に、 彼女のネコが…」などとしていますが
これは「亡くなったガザの女の子」の映像ではない。同じ映像が2021年6月8日に投稿されているので、今回のガザとイスラエルの問題とは何の関係もない。https://t.co/Mk3WCdnaAb pic.twitter.com/mfpR6u14U3
— mold (@lautrea) October 23, 2023
やはりガザとは無関係の動画です。
こちらではバイデン大統領に対するデマも流しています。
宋文洲さん、それは誤りです。
— ARôK (@roxokz) April 7, 2023
バイデンは「あなたは──」と言っていません。
バイデンは「アメリカには有名なアフリカ系アメリカ人の野球選手がいました。〝彼は〟黒人だったので45歳までにはメジャーリーグでプレーできませんでした」と言いました。
▼ファクトチェックhttps://t.co/JnY8LSKgsA pic.twitter.com/zvuxjyw1Y6

こちらのツイートではなんと洋画の映像を中国の街の暴動だと言い張っています。

このツイートでは「現在(2023)のパリ」などとしていますが

映像は2022のものであり2023ではありません。

日本ファクトチェックセンターでも宋文洲のデマツイートが取り上げられています。
まあなんというか、メディアでは取り上げない話題を拾ってきて流して
「メディアでは報じない真実がある」
みたいなやつをやるのは陰謀論者の典型的なパターンですが、その「メディアが報じない真実」はただのフェイクニュースであるというのはよくある話であり、メディアを批判する人ほど裏取りはきっちりやらないといけないわけですが、宋文洲にはそもそも「裏取りをしなければならない」という発想がまるでない感じが私にはします。
もうおまえ、
い い か げ ん に し と け
としか言いようがないですね。
宋文洲をソースにしている国会議員まで居るとかいう大惨事。

立憲民主党はさっさとこいつ除籍しろよと。