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急げ!と怒られ、ミスでまた怒られる。“職場の負のループ”から抜け出せない私
私はいつも先輩に急かされながら仕事をしています。先輩のやることと言えば、鬼のような形相で指示を出すことだけ。「〇〇さん、早くして!まだ終わらないの?」と言うわりには、自分では一切手を動かしません。結果が遅れると怒られ、急いだ結果ミスをしたらさらに怒られる――これが私の日常です。
急かされるたびに背中に重たいプレッシャーを感じます。「失敗してはいけない」「もっと早く!」と自分に言い聞かせては空回り。それでもミスをしてしまえば、鬼先輩の眉間のシワは3倍増し。私が震えながら謝る横で、先輩はその顔を保ったまま長々と説教を続けます。
そして気づけば、そのプレッシャーの影響は仕事場を越えて私の日常生活にも現れ始めました。久しぶりに会った友人から、「せっかちになったね」と言われたとき、初めて自覚したんです。たしかに、最近の私は少しでも待たされるとソワソワしてしまうし、電車が遅れると体感時間が3倍速で過ぎていく気がする。何なら、スマホの充電も「もっと早く!」と思ってしまう始末です。
友人に「体感時間が早くなってる」と指摘されると、ちょっと面白くなってしまいました。確かに、先輩に鍛えられた(?)この感覚は、もはや特殊技能と言えるかもしれません。でも、笑いながらも内心では「これって本当に良いことなんだろうか…?」と疑問が湧いてきます。
それでも、「こんなことくらいで…」と言われると、心がチクッと痛むことがあります。私は繊細な人間なので、仕事でのプレッシャーや怒られるたびに感じるストレスは、思った以上に大きいのです。プレッシャーと戦うたびに、メンタルも体力もすり減っていきます。
だから、最近は少しずつ自分を甘やかす時間を作るようにしています。仕事の後に温かい飲み物を飲みながらお気に入りのドラマを見るとか、お風呂でゆっくり過ごすとか、小さなことで心を癒やす努力をしています。そうでもしないと、先輩に鍛えられた“せっかち”な自分が暴走してしまいそうだから。
もしかしたら、これを読んでいる人も同じように「職場の圧」に耐えながら生きているかもしれません。時には立ち止まって、深呼吸して、ほんの少し自分を大切にする。自分にも言い聞かせます。誰かに急かされても、あなたのペースで歩いていいんですから。