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【病理的産物!痰飲とは】

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本日の内容は!
【病理的産物!痰飲とは】

〜こんな方におすすめ〜
・中医学の基礎を学びたい
・不調が起こる原因を知りたい
・痰飲の理解を深めたい

東洋医学では病気の原因のことを"病因"といいます。
身体の不調を起こす"病因"は、大きく分けて4種類あります。
①内因 ②外因 ③不内外因 ④病理的産物

「①内因」についてはコチラ👀♪
>>>https://note.com/wnudge_official/n/n603c113c3b81?sub_rt=share_sb

「②外因」についてはコチラ👀♪
>>>https://note.com/wnudge_official/n/n56c528151f5e?sub_rt=share_pw

「③不内外因」についてはコチラ👀♪
>>>https://note.com/wnudge_official/n/n372e6b82ec1d?sub_rt=share_pw

「④病理的産物」は大きく分けると2種類あります。
・瘀血
・痰飲
本日はその内、「痰飲」についてご紹介します♪

【痰飲とは】

体内水分の総称を”津液”といいます。
この”津液”の代謝が悪くなり生まれた、病気を引き起こす原因となる物質を「痰飲」といいます。

「痰飲」の”痰”は、体内に貯留した粘り気のある濃厚な水液を意味します。
「痰飲」の”飲”は、薄く透明な水液で、別名”見えない痰”とも呼ばれています。

このように中医学では、咳をした際に出る”痰"のみならず、身体の様々な部分に長く停滞する体液も、”痰”といいます。

【痰飲が形成される原因】

①肺・脾・腎・三焦の失調

「痰飲」の発生は臓腑と関連しています。
食べ物により摂取した水分や、体内で生じた水分は「肺・脾・腎・三焦」の働きにより、 利用し循環し、そして排泄されます。

しかし「肺・脾・腎・三焦」のどこかの働きが失調すると、”津液”代謝が停滞し「水湿」が形成されます。

②六淫邪気の影響

「水湿」は寒・熱・気・火などの邪気の影響により、痰症へと生じる「痰飲」へと変質します。すると病因となります。

③飲食の乱れ

・身体の冷え
・慢性疲労
・過食
・甘い物や油っぽい物の食べ過ぎ
・感情の乱れ
これらにより、水分代謝を更に停滞させます。
水分代謝が停滞すると、余分な水分は体内に溜まり、痰飲を増やします。

つまり、「痰飲」は
内因である感情の乱れ、外因である六淫邪気の影響、不内外因である飲食の乱れ、五臓六府の機能失調など、様々な原因により引き起こされる可能性があるのです⚡️
注意しなければいけませんね🫨💦

【痰飲の特徴】

①”気・血”の流れを阻滞する

「痰飲」は主に"気"の運動に影響します。
"気・血"の流れを邪魔し止めてしまうことで、臓腑の働きを乱します。

②水液代謝を阻滞する

「痰飲」は、臓腑の機能を妨げることで、水液代謝をさらに悪くさせます。

③清竅を塞ぐ

我々人間は、合計9つの穴を持ちます。
両目・両耳・両鼻の孔・口・尿道・肛門
これらの穴を"竅"といい、合わせて"九竅"といいます。

精神や意識と関わる部分は"心竅"といい、常に清浄な状態を保つべきであることから、"清竅"と呼ばれています。
そんな"心竅"に「痰飲」が詰まると、心の働きを乱し胸苦しい、 不眠、夢を多くみる、憂鬱、フラフラするなどの精神障害が生じます。

④症状の多変性

「痰飲」が滞る部位によって、違った複雑なトラブルを招きます。
その為、症状は全身に影響します。

【痰飲による不調】

「痰飲」は通常、”気・血”によって五臓六腑・手足・皮膚・筋肉に運ばれます。
しかし、水分代謝の低下により、体液が体内で停滞することで不調が現れます。
「痰飲」による不調は大きく分けると2つあります。

① 痰証:

痰証とは主に、内因である感情の乱れや外因である六淫邪気の影響、五臓六府の機能失調により起こる不調のことをいいます。

・頭痛、回転性の眩暈
→「脾」の機能失調により頭部に停留し、栄養が行き渡らないことで起こります。

・咳、喘息、痰が多い、胸部の痛みや不快感
→「肺」に停留し、機能失調により起こります。

・胸苦しさ、意識不明、てんかん、動悸、胸痛、不安感
→"心竅"に詰まり、「心」の機能失調により起こります。

・身体の麻痺、半身不随
→”気・血”が流れる通路に停滞し、身体や筋肉に栄養を行き渡らせることが出来ずに起こる症状です。

・喉の腫れ、梅の種のような異物が塞いでいるような違和感
→喉に停滞し、”気・血”の流れが悪く上手く動けないことで起こる症状です。

②飲証:

飲証とは主に、臓腑機能の不調による水分代謝障害により、"水"が停滞し、臓腑・組織の間に滞ることで引き起こされる症状です。

・咳、痰が多い、喘息、仰向けになれない(支飲)
→停留した水気が「肺」を犯し、呼吸機能に影響することで起こります。

・胸や脇の痛み、お脹が張る、動悸、喘息(懸飲)
→停留した水気が胸脇を犯し、起こります。

・腹痛、水のような嘔吐物、腹部の不快感、吐き気、食欲不振、腸が鳴る(痰飲)
→胃腸に水気が流れ込み、胃腸の機能を阻滞し起こります。

・浮腫み、身体の重さ、尿が少ない(溢飲)
→水気が五臓六腑の「肺・脾・腎」の働きを阻滞し、手足や皮膚に溢れることで、起こります。

【痰飲の改善策】

①水分補給は適度に

水分やお酒の飲み過ぎに注意しましょう。
身体の中がねっとり粘っこく、水捌けが悪いところに、水分を摂り過ぎると悪化してしまいます。
甘い物や油っぽい食べ物の摂取も控えましょう。

②温性、苦味、淡味

食べ物の性質を生かし、湿を取り除き、「痰飲」を解消します。
→ハトムギ、へちま、冬瓜、冬瓜の種、里芋、海苔、昆布、海藻、クラゲ、みかん、ゆず、オレンジ
この方法は祛湿化痰(きょしつかたん)といいます。

③臓腑機能の調節

身体を冷やさぬよう、服装や生活習慣を見直しましょう。
疲労を蓄積させぬよう、きちんと休むことも大切です。

いかがでしたか?
舌全体の状態が腫れぼったくないか?舌苔は厚くないか?
是非ご自身でも頻繁にチェックして、悪化しないうちに対策してみてくださいね👀♪

次回木曜日は!秋に起こりやすいお肌悩みを解決する
【東洋医学の美肌ケア】をお送りします!
それではまたお会いしましょう❇︎°
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