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資料室♯44: 「ブダペスト覚書」 <- どうして、ウクライナが核ミサイルの返却を要求しているかの根拠です
今回は「ブダペスト覚書」について見ていきましょう。
最近、小さい記事ながらウクライナが米国などへ向け「うちの、核ミサイル返してください」との話が出ていますが「こういうこと?」と思うかもしれません。
その根拠が「ブダペスト覚書」なのでした~
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「ブダペスト覚書」: 1994年12月5日にウクライナ、ロシア、アメリカ、イギリスの間で調印された、ウクライナの核兵器放棄と安全保障に関する合意文書です。
その主な内容は以下の通りです。
ウクライナの核兵器放棄: ウクライナは、当時保有していた旧ソ連時代の核兵器を全て放棄し、核不拡散条約に加盟しました。
安全保障の提供: ロシア、アメリカ、イギリスは、ウクライナの独立、主権、既存の国境の尊重を保証しました。特に、ウクライナに対する武力行使や経済的圧力を行わないことを約束しました。 <- 実際どうなのよ、ロシアは?
協議の義務: ウクライナの安全保障が脅かされる事態が発生した場合、関係国は協議を行う義務を負いました。<- つまり、今の米国、イギリスの支援は今回ウクライナを支援する義務を負っています。 自由主義とかおひとよしで援助の約束をしているわけではありませんが…実際はどうなのよ~
この覚書は、ウクライナが核兵器を放棄する上で、その安全保障を確保するための重要な枠組みとなるはずでした。しかし、2014年のロシアによるクリミア併合や、その後のウクライナ東部紛争によって、この合意は破棄されたとウクライナは主張しています。
じゃねの~
とパラレルワールド住民は申しております。
ブダペスト覚書は、冷戦後のヨーロッパの安全保障体制における重要な出来事であり、その後の国際関係にも大きな影響を与えました。しかし、その後のロシアによるウクライナ侵攻によって、その意義や有効性が改めて問われることとなっています。