パラレルワールド新聞: 「米国、LNG輸出の新規認可を一時停止」 <ー これで、ドイツが今まで以上に困りそう & 米国を頼るとこうなる証拠
今回は「米国、LNG輸出の新規認可を一時停止」について見て行きましょう。
何の変哲もなさそうなニュースですが、実はそうではありません。 これで、ドイツが相当苦しむはずです。
Blomberg: 26 Jan,2024
「米国、LNG輸出の新規認可を一時停止」: ???
「バイデン政権は1月26日、米国の液化天然ガス(LNG)輸出の新規認可を一時凍結し、その間に輸出が気候変動や経済、国家安全保障にどのような影響を与えるかを精査する方針を明らかにした。今回の措置により、多額のLNG関連プロジェクトに影響」
&
「今回の措置がすでに認可された案件に影響を与えることはなく、世界有数のLNG輸出国としての米国の地位がすぐに揺らぐこともない。エネルギー省の調査は、報告書が意見公募にかけられるまで数カ月におよぶ可能性がある。この計画について記者団に説明した政府高官はプロセスに関する明確なスケジュールは示さず、迅速に行われ、数カ月かかると述べるにとどめた」
こんなことを言っていますが、そんな訳はないと思われます。
これは、米国内の大型プロジェクトどころではなく、ドイツが相当慌てているはずです。
なぜなら、ドイツはロシア一辺倒でLNGのタンクも持たず、ロシアから安い天然ガスを購入、経済を謳歌していたものの、今回のウクライナ戦争でウクライナ側につき、かつ例のパイプも止められ、光熱費が急騰で生活苦。
そこで、LNGの米国を頼り、米国からLNGをなんとか輸入してしのいでいたのに「輸出の新規認可を一時凍結」でいつ再開するか不明と来ています。
ドイツはどうするのよ~
みなさん、ご存じの通りウクライナ戦争はまだ継続し、ロシアからLNGが停止、そのうえ米国からもLNG停止ときています。
かつ、もう一国の友好国中国も経済が傾き相当のダメージ。
俗に言う、八方塞がり、もしEUROでなくいまだにマルクなら、Big Shortをかけたいところ。
それはともかく、パラレルワールドの世界では、欧州をけん引しているドイツがこれだと、欧州の先行きは相当暗いのは確実ではないかとささやかれています。
ついでに、ドイツもに日本と同様米国のよき同盟国なはずなのですが、米国のやっていることといえば、こんなものです。
少なくとも、何らかの保険はかけておかないとドイツのように米国に足をすくわれるとパラレルワールドの住民は真剣に考えています。
検索キー: 米国、LNG輸出の新規認可を一時停止-大型開発案件に影響する恐れ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?