諜報業界用語 : 「フィリピン国家犯罪捜査局」 <- 例の市長の件を暴いた組織
今回は「フィリピン国家犯罪捜査局」について見ていきましょう。
例のフィリピン市長を暴いた組織です。
が、どうして今なのかは不明です(笑)。
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「フィリピン国家犯罪捜査局(NBI:National Bureau of Investigation)」フィリピン司法省傘下の捜査機関です。重大犯罪や組織犯罪の捜査、外国人と関連する犯罪捜査、科学捜査、公務員の不正行為捜査などを担当しています。NBIは全国に15の支局と7つの地域事務所を持ち、約2,000人の捜査官が働いています。
歴史
NBIは1936年にフィリピン議会によって設立されました。当時は「国家調査局(National Bureau of Investigation)」と呼ばれていました。NBIは、フィリピンにおける犯罪捜査の専門機関として、長年にわたって重要な役割を果たしてきました。
組織
NBIは、以下の5つの主要部門から構成されています。
捜査局:重大犯罪、組織犯罪、外国人と関連する犯罪の捜査を担当
科学捜査局:科学捜査(指紋鑑定、DNA鑑定、法医学など)を担当
情報局:犯罪情報収集、分析を担当
法務局:捜査活動に関する法務支援を担当
管理局:NBI全体の行政事務を担当
捜査能力
NBIは、最新の科学捜査技術と設備を備えています。また、海外の捜査機関とのネットワークも構築しており、国際的な犯罪捜査にも対応しています。
NBIの取得できる証明書
NBIは、以下の証明書を発行しています。
NBIクリアランス:フィリピン国内で犯罪歴がないことを証明する証明書。就職、留学、永住権申請などに必要
銃器許可証:銃器の所持、携帯を許可する証明書
警備員免許:警備員として働くための免許
NBIの評判
NBIは、フィリピン国内で高い評価を得ています。捜査能力の高さ、腐敗の少なさなどが評価されています。
NBIに関する注意点
NBIに捜査を依頼する場合、以下の点に注意する必要があります。
NBIは、重大犯罪や組織犯罪などの重要案件を優先的に捜査します。軽微な案件は捜査されない場合があります。
NBIの捜査には時間がかかる場合があります。
NBIの捜査官に賄賂を渡すことは違法です。
その他
NBIは、フィリピンの治安維持に不可欠な役割を果たしています。NBIに関する情報は、NBIのウェブサイトなどで確認することができます。
参考情報
NBI公式サイト:https://nbi.gov.ph/
フィリピン司法省公式サイト:https://www.doj.gov.ph/
なぜ、今回の市長の件でNBIが出てきたのかは、こちらにはNBIクリアランス局があったからですね。
日本にもほしいですね、クリアランス局...
日本にどのぐらい「背乗り」がいるのかわかりません。
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