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諜報業界用語: 「(米国の)FISA」 <ー 一応システム的には、日本も似たものをもっているはずなのですが...

今回は「(米国の)FISA」について見ていきましょう。

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(米国の)FISA(Foreign Intelligence Surveillance Act、外国情報監視法)」: 1978年に制定されたアメリカの法律で、外国情報監視のための手続きを規定しています。この法律の目的は、アメリカの外国情報機関(例えば、CIAやFBI)が外国の諜報活動を監視するための法的枠組みを提供することです。

FISAの主なポイントは以下の通りです。

  1. 監視の手続き: FISA法は、外国情報機関がアメリカ国内での監視活動を行うための手続きを定めています。これには、裁判所の許可が必要です。

  2. 秘密の審査: FISA法の下での監視活動は、通常の刑事手続きとは異なり、秘密裏に行われます。審査は専門のFISA法廷で行われ、裁判官は秘密情報を確認します。

  3. 情報の共有: FISA法は、外国情報機関が得た情報を他の政府機関と共有することを許可しています。これにより、情報の効果的な利用が可能となります。

FISA法は、テロリズムや外国のスパイ活動などの脅威に対処するための重要な法律とされていますが、プライバシーの問題や権利の侵害といった批判もあります。

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