武器兵器調達課#18: 「FGM-148 ジャベリン」 <ー なんと、アニメ「ヨルムンガンド」第1話で使われていました~
今回は「FGM-148 ジャベリン」について見て行きましょう。
もう皆さん、ウクライナ戦争で殆どの方はご存じたと思うのですが、実はこの武器はアニメ「ヨルムンガンド」第1話(の真ん中あたり)で、政府軍から追われるココ・ヘクマティアルの車に撃ちこまれる対戦車ミサイル砲があるのですがここで使われているのが実は「FGM-148 ジャベリン」でした~
「ヨルムンガンド」第1話は何度も過去に見ているのですがヘクマティアルが「FGM-148 ジャベリン」と言っているのをいままで聞き取れもしませんでした。
やはり、武器のことを分かってアニメをみると、少しウキウキします(笑)。
それにしても、車にまさかの対戦車ミサイル「FGM-148 ジャベリン」を撃ちこむなどコストが合わない気もしますけどね~
だって: According to an article on CNBC, the FGM-148 Javelin is a U.S.-made anti-armor weapon that costs about $176,000 each.
と言うことで $176,000x140 Yen = 24,640,000円(As of 29 Jul, 2023)もするんですよ~。
それはさておき...
「FGM-148 ジャベリン( FGM-148 Javelin)」: アメリカ合衆国の製造された対戦車ミサイルシステムです。 レイセオン(Raytheon)社が開発し、現代の戦場での対戦車戦闘に使用される軍用の携帯式対戦車ミサイルです。ジャベリンは1980年代から開発が始まり、1996年にアメリカ陸軍に制式採用されました。
仕様(2021年時点):
射程:約2.5キロメートル(1.5マイル)
貫通力:強力な爆発反応装甲(ERA)を持つ戦車などの装甲目標に対して高い貫通力
誘導方式:二段階の誘導。赤外線を用いた目標追尾と赤外線ホーミングによる命中
使用方法:使い捨ての対戦車ミサイル
ジャベリンの特徴として、次のような点が挙げられます:
高精度: ジャベリンは画像処理技術を使用して目標を自動的に追尾し、高い精度で目標を命中させることができます。これにより、運用者の射撃技術による精度に依存しない優れた命中率を持っています。
二段階の誘導: ジャベリンは2段階の誘導方式を持っています。最初の段階では目標に向けて赤外線を用いた誘導を行い、その後目標へと突入する際に赤外線ホーミングによって正確な命中を実現します。
射程と貫通力: ジャベリンは比較的長い射程を持ち、約2.5キロメートル(1.5マイル)の距離から目標を攻撃することができます。また、強力な爆発反応装甲(ERA)を持つ戦車などの装甲目標に対しても高い貫通力を持っています。
使い捨て: ジャベリンは使い捨ての対戦車ミサイルであり、発射後に再装填する必要がありません。これにより、戦闘時にスムーズな運用が可能です。
ジャベリンはアメリカ陸軍や海兵隊、さらには多くの他国の軍隊で採用されており、現代の対戦車戦闘において重要な戦力として活躍しています。