藝大デザイン_WMDYWTL?
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【News】「Which Mirror Do You Want to Lick? どの鏡を舐めたい?」 展覧会の告知、メインビジュアル解禁
みなさん,こんばんは。 10月18日から開催される本プロジェクトの展覧会まで1ヶ月も切りました。 今回は重要なお知らせということで久々の更新です。 【Which Mirror Do You Want To Lick?】 どの鏡を舐めたい? ーデザインにおける虚構と現実の狭間ー Press Release デザインが生み出すのは「虚構」か「真実」か。 世界を廻りリサーチと対話から答えなき問いを“翻訳する”プロジェクト 東京藝術大学・陳列館にて展覧会を開催。 フェイクニュー
【Research】 物語とデザイン( Romain Gary著「天国の根」,Emile Ajar著「これからの一生」,Hiker Meat )
前回に続き,物語,フィクションに関するリサーチをご紹介します。 【 1 - 22. La vie devant soi 】フランスで最も権威のある文学賞のひとつである,作家人生で一度しか受賞することができないゴングール*賞を二度も受賞したのが Romain Gary (ロマン・ガリー)です。 1956年に小説「 Les Racines du ciel 」で同賞を受賞しましたが,1975年に出版されたこの小説「 La vie devant soi 」は Emile Ajar
【Research】 物語のデザイン( 画家Nat Tate,Bridge Nr.114,Stanisław Lem「完全な真空」,Phillip K. Dick「高い城の男」)
【 1 - 19. Bridge Nr.114 】1998年,伝説のアーティスト Nat Tate の伝記が出版されました。 Nat Tateは知る人ぞ知るアメリカの画家で,今では彼の作品は数点しか残っていません。この絵はその数少ない中の一つ,Bridge No.114 という作品です。 実はこれはイギリスの小説家 William Boyd (ウィリアム・ボイド)によって創作された嘘伝記「Nat tate」という作品で Bridge No.114 は実際にはボイド本人が描い
【Research】 単位と技術と企業とデザイン ( G-series,70年代和文タイプライター,航空会社Oceanic Airlines )
さて今回は少々雑多ですが,私たちの生活や暮らしに当たり前に存在している,単位,技術,企業という概念を再考するきっかけとなるオーダーのリサーチを紹介します! 【 1 - 16. G-series 】オーダーは,新しい紙のフォーマットGサイズの提示(そのためのサンプルやチャート,ダミー)です。 まず紙について考えました。例えば新聞は,ネットニュースやSNSなどと比べるとスピードは遅いけど情報の信用度は高く,印刷の不可逆性を示しているいい例であると考えます。 講師陣から「経済的